梱包について
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梱包について!



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 5分53秒の動画解説やで! 

今回は国際輸送の梱包について解説していきたいと思います。

通販で何かを買った時に、商品が何も梱包されずにそのまま届く場合はほとんどないと思います。
一般的にはどんな物を運ぶ時でも梱包されています。

梱包はとても大切でせっかく貨物を送ったり受け取ったりしたのに、壊れて使えなかったら送った意味がありません

普段、日本で活動されている人は貨物は安全に運ばれて当たり前かと思われているかもしれませんが、国内貨物と国際貨物では全く輸送事情が違います。

今回はこれから海外へ輸出をしようとしている方に、梱包において気をつけなければならないことをお伝えします。

国際輸送では日本国内の輸送では考えられないくらい荷物の扱いが雑な場合があります

例えば、海外旅行に行って飛行機にスーツケースを預けると、壊れてしまう時があると聞いたことはありませんか?

実際にスーツケースのキャスターがとれて無くなったという話を私の周りでも聞いたことがあります。

海外では商品であれ、お客様のものであれ、荷物が投げられると、日本ではあまり考えられない事が起る事があります。

梱包は航空貨物は軽く、海上貨物は丈夫にするのが基本です。また木材を使う場合は必ず輸出国の木材規制を確認しましょう。

国際貿易における木材梱包材の規則にのっとり、木材を熱処理、または燻蒸などをした承認マークがついた木材を使わないと輸入ができない国が増えています

燻蒸しないと病害虫も一緒に他国に運んでしまう可能性がありますので、とても重要なことなんです。

航空貨物の梱包を詳しくみてみましょう。
航空貨物は航空運賃を、重量または容積重量にかけて計算します。

とにかく梱包材の重さを軽くすることが運賃を下げることにつながるため、軽い梱包材を選ぶことが多いです。
容積重量に関しては別の動画で詳しく解説をしていますので、概要欄にリンクを貼っておきます。

航空輸送では梱包は段ボールであるカートン、木箱であればすかし梱包が主流です。

カートンは国内輸送で使うような普通のカートンでは危険です。
フォワーダーではダブルカートンと呼ばれるものを使う事が多いです。

ダブルカートンは厚紙の間にある、波なみの緩衝材になる部分が二層になったものです。
普通のカートンの2倍の厚みがあるものを使っています。

通常はダブルカートン、内容によっては3層のトライウォールも使用します。
航空輸送の木材梱包はしっかりと貨物を固定する為に壊れやすい物、精密機械、重量貨物などに使用されます

次に海上輸送の梱包です。

海上輸送ではラッシングという固定が不十分だと、コンテナを船に積み込む時や海上輸送中に揺れて荷崩れが発生する可能性があります

その他、水濡れ対策も考えないといけませんし、大型貨物を安全に運ぶための強度のある梱包などが求められます。

LCLではいろいろな貨物が一緒のコンテナに積まれるため、個々の貨物を保護するために梱包した状態で渡し、段積みできるように対策していないとCFSで受けてもらえない時があります

またタイのCFSは倉庫でなく屋外で作業される事があります。
乾季は問題ありませんが雨季だと急なスコールで、一瞬ですが貨物が濡れてしまう時があります。

またコンテナ輸送でよくあるのが結露です。冬場は特に多く、届け先に着いたらコンテナの壁に近くに置いてあるカートンがビショビショに濡れていというのはよくあります。

また稀にですが船に積み込む時のガントリークレーンの操作ミスでコンテナ上部に穴を開けられ、そこから雨水が入る時もあります。

機械を輸送する時はバリア梱包を使う時が多いです。

バリア梱包とは真空梱包の事でバリアメタルという湿気を通しにくい素材でくるみ、掃除機のようなもので空気を吸い出し乾燥剤を入れて品物を包む梱包方法です。

その上から、木箱やトライウオールなどで梱包をします。

東南アジアを渡る船の場合は特に温度や湿度の変化が大きく、錆やカビなどが発生する場合があるから貨物を真空状態にして錆などから守ります

木製でも木は生木、ベニヤ、ISPM NO.15の処理をされた木材などと、種類があります

合板(ベニヤ)は輸出梱包材としては木材としては扱われず、接着剤で貼り合わせた木製の加工品という扱いになり、燻蒸等の処理が必要ありません。

ベニヤは安いですし木材として扱われないために梱包材としてはとても優秀なのですが、耐荷重がありませんので注意が必要です。

次に木材を使った梱包の種類を詳しくみてみましょう。

密閉箱は一般的によく使われます。立方体のすべての面を木材で覆い、中身がみえません。
税関検査の際に梱包を開けるのが大変というデメリットがあります。

高価な品物には盗難対策として密閉箱を選ぶこともあります

すかし箱はクレートと呼ばれていますが 木材の木の間が開いており、中身が少し見える梱包のことです。メリットは重量が軽くなることとです。

パレットは木やプラスチックのパレットの上に貨物を載せる形状です。
カートンに入れてパレットに乗せ、シュリンクで巻いたり、バンドルで巻いたりします。

パレットからはみ出るように貨物を乗せると貨物同士がぶつかって壊れやすいので、
荷物よりも大きいパレットサイズを選びましょう。

スキッドは貨物にあわせて架台をつけるような形です。

それぞれの貨物専用に大きさに合わせて梱包容器を作ることは運賃を下げるためには重要ですが、梱包日数がかかったり梱包料金が上がってしまいがちです。

小さいパーツをおくるのには事前に用意しておいた箱にいれ、大きい物はパレットやスキッドにするといいかもしれません。

国際物流の中で梱包というと簡単に考えられがちですが奥が深いです。
梱包には荷物を安全に運ぶという重要な役目があります。

最近ではエコの観点からリターナブル容器を使うという選択肢もあります。
今回の動画を機に今までの梱包を見直してみてはいかがでしょうか。

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飯野飯野

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