スエズ運河の座礁問題
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スエズ運河の座礁問題について!!

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5分5秒の動画やで!

どうもこんにちは。飯野です。

今回は 現在世界的に話題になっているスエズ運河の座礁の問題についてお話をしていこうと思います。

3月23日にエバーグリーンという船会社のEver Givenという名前の船が、スエズ運河で座礁をしたというニュースが飛び込んできました。

問題なのは、そのEver Givenという船は全長400mもあって、スエズ運河を完全に塞いでしまうほど大きく
他の船が強制的に通行止めを食らっている状態です。

ちなみにですがこの船を所有している会社は正栄汽船という日本の会社です。

スエズ運河は地中海と紅海を結ぶ運河で、アジアと欧州を最短距離でつないでいて、世界の貿易の約12%がこの運河を経由しています。

一年で約19,000隻の船、1日で約50隻の船が通行する、国際物流にとっては重要な運河です。

なんで今回、船が座礁したかというと、船に電気系のトラブルがあって、更に強風と砂嵐のために視界が悪化してしまい座礁してしまったとのことです。

船が座礁する場合の多くが運航時のナビゲーションミスが原因だと言われています。

スエズ運河は水深が比較的浅い方でして、こういう事故は割と発生しがちな運河です。

実際に今回の座礁が初めてではなく、過去10年に25回の座礁事故がありました。

現在では突っ込んだ船首の周りの沿岸部分を削ったり、タグボートで押したりして動かそうとしていますが、

この台本を書いている3月27日時点では、この船のサルベージ(引き上げ)作業は難航していて、現時点で約300隻の船がスエズ運河周辺で待機をしています。

今回 座礁したコンテナ船はコンテナがほぼ満帆な状態で座礁してしまっています。

動かすにはとにかく重たい状態なのです。

もし現在のサルベージ活動がうまくいかないとなると、コンテナを降ろしたり、燃料を抜いたりして、軽量化してから動かすことになり、数週間かかるとも言われています。

もし数週間もスエズ運河が使えない状態だと、船は南アフリカの喜望峰を回らなければいけません。

こうなると追加で10日以上の日数がかかるだけでなく、燃料もかなりの量を消費することになるので、現在 約300隻の船が待機という選択をとっています。

現状は分かったと。ではこの問題がどのように影響するのでしょうか?

離礁作業がすぐに終われば、影響はそれほど大きくはないと思います。

しかし、コンテナを積み下ろしたりして、数週間がかかると、現在のコンテナ不足に更に影響が出て、海上運賃も上がることになります。

先ほどご説明したように、喜望峰を回ることになると、10日以上の日数がかかるわけです。

この追加の10日間というのがかなり大きくて、コンテナの回漕にも時間がかかるし、余計に燃料を使うことにもなるので

船会社もそれを補填する形で値上げをしてきます。

それだけは本当に勘弁して欲しいです。

ちなみにですが1956年に第二次中東戦争が勃発して、スエズ運河が1年閉鎖されたことがあります。

この時は船が喜望峰回りを強制されることになったり、船の絶対数が足りなくなって、船会社は不定期戦の運賃を2倍にして海運業界は好況を迎えました。

いわゆる「スエズブーム」と呼ばれているものです。

今回の座礁の問題は1年も続くことはないでしょうが、もしサルベージに数週間かかるとなると

スポット的な「第二次スエズブーム」が海運業界に訪れるかも知れません。

荷主からしたらたまったものではないので、早い解消を祈るばかりです。

それでは今回のお話をまとめましょう。

3月23日にエバーグリーンという会社のEver Givenという20,000TEUクラスの大型船がスエズ運河で座礁をして、運河を塞いでしまいました。

これにより3月27日時点では約300隻の船が足止めされている状態です。

現時点では離礁作業は難航しています。

もし、このまま船を動かすことが出来なければ、満杯に積まれているコンテナを下ろしたり、燃料を抜いたりして軽量化をしなければいけません。

そうすると作業として数週間がかかることになり、この期間はスエズ運河が使えなくなります。

もしそうなってしまうと、船は南アフリカの喜望峰をまわることとなって、追加で10日以上の航海をすることになります。

これは現在のコンテナ不足に更に悪影響を及ぼします。

海上運賃もスポット的ですが更に上がることになるでしょう。

私としても1日も早い離礁を祈っています。

今回のお話は以上になります!ありがとうございました!


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飯野飯野

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