メーカー・商社の貿易実務について
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メーカー・商社の貿易実務について!

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どうもこんにちは。飯野です。

今回は、メーカーや商社の貿易実務についてお話をしていきたいと思います。

私は以前に商社に勤めていた経験がありまして、その時のお客は国内外のメーカーでした。

国内のメーカーに材料を海外から調達したり、国内のメーカーが製造した製品を海外に販売したりしていました。

貿易といえば商社とイメージするのは一昔前の話で、最近ではメーカーも独自で輸出入をしています。

貿易の流れはメーカーや商社でも基本的に同じなので、ポイントを解説していきたいと思います。

では、いってみましょう!

まずは材料の調達です。この資本主義の世の中では、生産コストが安い国で作られる原材料を使い、コストを抑えて利益を出すのが基本です。

また材料の調達だけでなく、生産拠点自体を海外に移して、安い材料や人件費を使って完成した製品を輸入する場合もあります。

また製品の販売は国内だけではありません。

自国で作った製品を外国に販売する、他国で作った製品をまた別の国に販売するなど、国を超えての販売活動もメーカーや商社の営業マンたちの仕事になります。

営業担当者が仕入れ先や販売先との交渉を有利に進められるように、貿易担当者はコストを最適化する為、または安定供給をする為に、

物流や各国の規制を理解するなど、十分な貿易知識が必要とされます。

仕入れや販売などの売買が成立すると、輸送手配が必要になります。

国際取引では国と国とをまたぐため、法律や規制が色々と異なり、輸送をフォワーダーなどが手配することになります。

具体的な輸送方法や納期などは、メーカーや商社の担当者が、フォワーダーに指示することにより、希望に沿ったスケジュールを選ぶことできます。

しかし新規案件の場合や、何か物流の問題を抱えている時、もしくは現行の物流をより良くしたいという場合は

輸送方法をフォワーダーに相談することをお勧めします。

フォワーダーは実務上 色んな経験をしていて、各国の規制にも精通しており、物流を最適化するアイデアを持っています。

実際に貨物を輸送する段階では

フォワーダーは貨物を引き取り、港や空港に運び、船会社や航空会社に依頼して貨物を輸入地まで運びます。

その後 通関業者が通関をし、国内運送会社が配送するという流れになりますが

その流れをワンストップサービスとして フォワーダー任せにすることも出来ます。

もし輸送量が多い場合はフォワーダーを使わず

メーカーや商社自ら、船会社や航空会社への運賃の交渉、予約を行い、

更に通関、トラック手配なども、自ら行い、より競争力のある価格を実現する事も出来ます。

次に船積み書類の作成になります。

商品内容、個数、容積、重量などの情報は、実際の商取引に沿った内容でなくてはなりません。

書類の例として、インボイス、パッキングリスト、原産地証明書などがあり、基本的にはメーカーや商社が作成するものです。

税務上の証明書になりますし、各国の規制にあったものを作成しなければなりません。

正確な書類でないと輸送上でもトラブルの原因となります。

私自身、現場で本当に多くの書類ミスによるトラブルを経験しています。

インボイス、パッキングリストとS.I(Shipping Instruction)を元に、海上輸送をする場合は、船会社やフォワーダーからB/Lが発行されるのですが

よくある書類のミスは、インボイス、パッキングリストとB/Lで、商品の個数、重量、容積の数字が違うケースが本当に多いです。

書類が正しくないと税関で止められて、書類が正しく修正されるまで通関が通りません。

納期問題だけでなく、デマレージといった港での延滞料金も発生しますので、書類を作成する際は十分にお気をつけください。

メーカーや商社では納期調整や在庫調整も必要です。

輸入であれば必要な商品がいつ届くのか。在庫はどのくらいあるのか。

また国内到着した後の商品をいつ使うのか、という納期調整などの業務が必要になります。

輸出であれば、貨物の出荷具合によって生産調整などの管理も必要になります。

代金回収についても忘れてはいけません。

貿易では国をまたいだ決済となりますので、信用問題(お金の回収)がつきまといます。

貨物を送ったけれども、代金が未回収になるようなことが無いように

銀行の保証をつけたり、事前入金をしてもらったりして、お金の問題を防ぐことも大切なポイントです。

それでは今回の内容をまとめましょう。

メーカーや商社の貿易の仕事では、商品の売買を有利に進めるために、貿易担当者がサポートをします。

直接貿易、間接貿易、3国間貿易など、貿易には様々な形態があり、輸送方法も複数の選択肢から選べます。

メーカーや商社は輸出入業者として、フォワーダーに自社の希望を伝えることは重要です。

フォワーダーは実務経験上、色々な案件を見てきているので、最適な物流を提案してくれます。

その他にも、書類の作成、納期・在庫調整、代金支払い・回収も大切な業務です。

「貿易」とひとくくりに言っても、このように複数の業務を同時進行する必要があり

貿易担当者には十分な知識が求められます。

この動画では貿易に関する様々な知識をお伝えしているので、是非 チャンネル登録をして学んで頂ければと思います。

今回のお話は以上になります。ありがとうございました。


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飯野飯野

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