スタンデージ、デジタルフォワーディングシステム発表!

どうもこんにちは、飯野です。

本日は、3月23日付の海事新聞の記事から、「スタンデージ、「無理なくデジタルFW」に、新たにシステム提供」についてお話していきたいと思います。

2023年3月23日イーノさんの物流ラジオ

イーノさんイーノさん

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デジトラッド・フォワーディング提供開始

デジタル貿易プラットフォームを提供するSTANDAGEは3月22日、国際物流の概算見積もりの即時取得や発注、社内外のやりとりの一元管理が可能なデジタルフォワーディング・システム「デジトラッド・フォワーディング」の提供を始めたと発表しました。

システムについて

既存のオペレーションを止めずに使えるため、物流会社が無理なくデジタルフォワーダー(FW)になれるシステムだということです。

提携先の山九など大手を含め2月末時点で約10社と導入について協議しており、初年度で5万―10万件の利用を目指しています。

データベースで即時見積もり

物流会社が持つデータベースのレートを参照し、通常数日―1週間かかる見積もり提示をオンラインで即時に完了させることが可能です。

荷主は容易に概算の見積もりを検討でき、本見積もりの依頼や発注手続きに進むことができるようになります。

また、既存の貿易PF「デジトラッド」と連携しているため、貿易・国際物流に関する業務を完結させることも可能です。

スタンテージ独自のシステム

見積もりの依頼・発注、担当者間のやりとりには、同じPF上の「チケット」と呼ばれるシステムを使います。

これはスタンデージが独自に開発したもので、案件ごとに添付書類を含めてやりとりを一元管理でき、担当者間ではチャット形式での対話が可能です。

システムの利用には、見積もりからの受注1件当たりで物流会社側に定額料金が発生。

同社は当初は試験版として公開し、システムのフローや使い勝手などを確認するとしています。

デジトラッド・フォワーディングは、物流会社の現場の目線を重視し開発したサービスです。

実際に物流会社の現場に数カ月にわたって入り、現場の課題感や意見、実態を把握した上で設計・開発をしました。

気軽にデジタルフォワーダーに

自社でPFを開発しなくとも、デジタルフォワーダーになれ、デジタルフォワーダーというのがスタンダードになっていくように感じています。

見積もりを即時提出が出来るのが当たり前となり、見積もり提出に時間がかけている時代ではありません。

荷主は概算でも良いから早く見積もりが欲しいものです。

スタンデージのサービス

スタンデージのサービスを見てみると、デジトラッドの提供もしており、キーワードとしてブロックチェーンとアフリカを含む新興国がポイントです。

メンバーもアフリカ出身の方達がいます。

サービスでは販路拡大や代金回収の補償もしています。

「貿易コンシェルジュが貴社製品の特徴をヒアリングし、販売最適地域をご提案。販売先の開拓から交渉契約まで全て丸投げでOKです」とのことです。

このサービスは、既にネットワークを構築しているのであれば、可能だとは思いますが、このビジネスモデルのリスクは、売れない商品を扱う荷主の対応をすることになるということです。

現実として、売れない商品は、何をやっても売れません。

その代行はかなりのリスクだと個人的には思ってしまいます。

これは荷主さん向けのサービスですが、今回は簡単にデジタルフォワーダーになれるというサービスが登場しました。

時代の変化

中小フォワーダー向けとしては、このデジトラッドに加え、フォーカスシステムズのBeyond TheBookがあります。

じわじわと時代の変化がきています。

情報をとって行動をしないといけないと個人的には感じています。