第二回!物流クイズ – インコタームズの特徴

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物流クイズ2について!


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第二回!物流クイズ

どうもこんにちは。飯野です。
さあ、今回も始まりました。第二回目の物流クイズでございます。

このチャンネルではIt’s Fun to learn Logisticsをテーマに発信していますので楽しく物流を学べるように心がけております。

では今回のクイズの概要を説明します。これから各問題ごとに1枚の画像が表示されます。

テーマはインコタームズですが、それぞれの特徴を問題としています。全て4択問題で、選択肢から最も適切な回答を選んで下さい。ちなみに正解は1つだけとは限りません。それではいってみましょう!

第一問

問題。EWXで輸出者のメリットはなんでしょうか?

A. 全ての物流のコントロールをする事ができる。
B. 物流のリスクが少ない
C. 生産スケジュールを遅らせてもいい
D. 何もメリットはない

正解は・・・Bの「物流のリスク」が少ないです。

EXWでは輸出側の工場などから配送先までの貨物のリスクを輸入者が負担します

輸送手配は全て輸入者が対応してくれるので、もし選択肢に「物流手配の手間が少ない」という回答があればそれも正解になっていたでしょう。

第二問

問題。EXWで輸入者のメリットは何でしょうか?

A. 物流をコントロールする事が出来る
B. 物流費用を支払う必要がない
C. 輸入関税と消費税を支払う必要がない
D. フォワーダーを選ぶ事が出来る

正解は・・・AとDです。

先ほど説明したようにEXWでは輸入者が物流の手配をしますので、輸出側の工場から配送先までの全ての物流を手配することになります。

その為、輸出側・輸入側のトラック・通関・フォワーダーを輸入者が選ぶ事が出来るので全ての物流をコントロールすることが可能になります

第三問

問題。EXWで輸入者のデメリットは何でしょうか?

A. デメリットはない
B. 現地に詳しいフォワーダーがいないと使えない
C. 本船のスペースが取りにくい
D. 全ての物流のリスクを負担しなければいけない

正解は・・・BとDです。

EXWでは輸入者が輸出地の物流も手配することになります。その為、取引のあるフォワーダーが輸出側に詳しい必要があるのです。

フォワーダーには得意・不得意があり、現地に支店や代理店がなかったり 全く馴染みがない国の物流手配をすることは難しいです。もし出来たとしてもトラブルが発生した時の対応が難しくなります。

その全く馴染みがない国でのトラブルのリスクも負担する必要がありますので 全てのリスクを輸入者が負担するEXWは輸出する国の物流のことをよく知っているフォワーダーを見つけなければいけません。

第四問

問題。FOBでは貨物の運賃とリスクの負担はどこから輸出者から輸入者に変わるでしょうか?

A. 輸出側のCY
B. 輸入側のCY
C. 輸出側で貨物が船に乗った時
D. 輸入側で貨物が船から下ろされた時

正解は・・Cの輸出側で貨物が船に乗った時です。

CYとはコンテナヤードの事ですが、FOBではCYではなく輸出側で貨物が船に乗せられた時に費用と貨物の責任が輸出者から輸入者に移ります

先程の輸入者のデメリットでも少し触れましたが、輸入者にとって輸出側の国のことがよく分からないとその国の物流手配をするのは簡単な事ではありません。

なので馴染みのない国から輸入する場合、その国の国内物流を輸出側に任せるFOBを使用するのは 物流のリスクを下げることにつながります。

第五問

最終問題です。この画像はどのインコタームズを表しているでしょうか?

A. DPU
B. FOB
C. CIF
D. FCA

正解は・・ DのFCAです。

インコタームズのFCAでは輸出側の特定の場所までの費用とリスクを輸出者が負担する取引条件です。それは輸出側のCYであったり、特定の倉庫の場合があります。

特定の倉庫を使う場合はバイヤーズコンソリデーションで複数の輸出者の貨物をまとめてコンテナに積み込んで輸送する時に使われることもあります。

また輸出側のCYを指定場所としたときに、CYに貨物が入ったら費用負担とリスク負担が輸入者に切り替わります。

これはCYに入った貨物が地震や津波などで災害にあった時の貨物責任は、輸入者が負担することになるのです。

商習慣的にFOBを使うことが多いですが、このようなリスクを知った上で適切なインコタームズ を選択することも大切です。

まとめ

今回のクイズはいかがだったでしょうか。

インコタームズを理解することは大切ですが実際に実務で使用できることが大切です。貿易では貨物が最終的な配送先に届けられるまでに複数のプロセスが存在しています。

そこで発生するリスクや輸出側・輸入側の物流業者の強みなどを考慮してどのような物流手配がベストなのかを選択出来るようになると物流担当者としての強みになります。

引き続きケーススタディーも含めて、楽しく学べるクイズを作っていきたいと思います。
今回はこれまで!また次の動画でお会いしましょう!ありがとうございました!

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飯野飯野

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