何がなんだか…北欧州向け運賃が下落。深圳のロックダウンでどうなる??

どうもこんにちは、飯野です。

本日は海事新聞のニュースから、「欧州向けのコンテナ運賃が軟化。ロシア・ウクライナ問題の影響か?」についてお話していきたいと思います。

2022年3月日イーノさんの物流ラジオ

イーノさんイーノさん

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上海発北欧州向け運賃

上海航運交易所がまとめた3月11日付の上海発北欧州向けコンテナ運賃は、20フィートコンテナ当たり7,019ドルとなり、前週に比べて700ドル弱の値下がりとなりました。

北欧州向けが値下がりは7週連続ですが、今回の下げ幅はかなり大きいものでした。

ロシア・ウクライナ情勢

原因として考えられるのは、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻です。

欧米諸国が経済制裁を実施し、それに合わせてコンテナ船社も一斉にロシア発着貨物の輸送引き受けを停止しています。

よって、アジア発欧州向けでロシア・ウクライナ向け貨物の出荷が止まったことで、これが多少なりとも影響を受けている可能性があります。

ブッキングしやすく

北欧州向けの運賃は1月末がピークで徐々に安くなり、3月に入って下落のスピードが早くなってきました。地中海向けも同じ動きで運賃は軟化してきています。

ある船社関係者は、「アジア発ではこれまでに比べ、先週あたりからブッキングが通りやすくなってきた」と述べています。

シベリア鉄道封鎖の影響

アジアから欧州に向かう2021年のコンテナ貨物量は約1,700万TEUで、このうちロシア、ウクライナ向け貨物は合計では80万TEU、約5%程度です。

このラジオでは、シベリア鉄道が実質封鎖で海上運賃は上がるかもしれないとお伝えしていましたが、現状ではロシア・ウクライナへ輸送する分が無くなったため、運賃が軟化している状態です。

運賃は下がって、スペースが取りやすくなって良かったものの、戦争はまだ続いているので、複雑な思いではあります。

このまま運賃が下がり続けるかどうかは、まだ分かりません。

深セン、ロックダウン

また、本日の他の記事で、3月14日から20日まで中国の深センがロックダウンされることが報じられています。

無症状を含む市中感染者が、中国本土で3月12日に3,122人、11日の1,524人から倍増しました。深圳だけの数字ではなく、中国本土で3,000人であり、中国のゼロコロナ政策の厳しさがうかがえます。

人手不足の懸念

この間はロックダウンをする深圳では工場も止まり、これがどこまで影響が及ぶかは未知数ですが、検疫強化による港湾物流での人手不足については懸念があります。

また、労働者不足による本船遅延などが発生する可能性は十分ありえます。

もう、何がなんだかという感じで、全く先が分からない状況です。

北米向けの運賃横ばい

3月11日付の北米西岸向けは40フィートコンテナ当たり8,105ドル、前週比で5ドル下落しています。

北米東岸向けは1万634ドル、前週比で44ドル下落であり、若干軟化しているものの、実質的には横ばいに近い値動きとなっています。

北米西岸の沖まち

コンテナ船は3月11日時点で50隻となり、年末年始の100隻前後から大幅減となっています。

かなり改善しており、このまま何も問題なくいけばあと2ヶ月ほどで沖まちはなくなるかもしれません。北米の物流の目詰まりが解消されていくように感じます。7月までは運賃が少し落ち着くかもしれません。

随時、情報をアップデートしてきたいと思います