コンテナ取扱量が世界で減少傾向!北米・北欧州は金利アップ!

どうもこんにちは、飯野です。

本日は、Joc.comの記事から、「船会社の利益が過去最高の一方で、動きは冷え込みに直面!」についてお話していきたいと思います。

2022年6月20日イーノさんの物流ラジオ

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コンテナ取扱量軟化

コンテナ船業界は輸送会社が第1四半期に記録的な収益を上げたため、過去最高の収益を叩き出しました。

新しい貿易予測によると、世界のコンテナ取り扱い数量は軟化しており、来年も継続することが分かりました。

2022年の世界のコンテナ輸送量は前年比1.7%減になるという予想もあります。

世界の貿易全体で減少傾向

また世界の輸送量の鈍化は、コンテナ貿易統計(CTS)にも表れており、今年4月までの輸送量は前年同期比3.6%減となっています。

これは世界全体でのコンテナ取り扱いボリュームの話で、特に欧州で物量減少の兆候が顕著になってきているようです。

欧州・地中海地域では、消費者の景気動向に対する信頼度が過去2番目に低いという報告もあります。

中国からの北欧への輸入量は減少傾向にあり、中国-北ヨーロッパの数量は今年最初の4ヶ月間で、3.8パーセントの減少。これは上海のコロナ渦のロックダウンが原因とみられています。

アジアから北米の輸入は増加

全体的にコンテナ量が減速している中、米国のアジアからの輸入は5月に月間新記録を達成しました。

5月のアジアからの輸入量は約174万TEUで、前年同月比5.7%増となり、パンデミック前の2019年5月から25.1%増と大きく跳ね上がっています。

そんな中、アメリカのFRBは先週金利を0.75%引き上げ、インフレ抑制をしようとし、これにより商品の動きも抑えられるとみられています。

船会社の収益

コンテナの物量は減少していますが、船会社の収益に減速はありません。

第1四半期の業績発表後、複数の大手輸送会社のCEOは、太平洋横断およびアジア-ヨーロッパ間のトレードレーンの価格が下落しているにもかかわらず、大幅なプレミアム価格で締結済みの長期契約(SC)により、2022年以降の収益性は確保されている、とアナリストに語っています。

つまり、スポットレートは落ちていますが、高い価格のSC契約で輸送しないといけないため、船会社の収益には影響をしていないということです。

アジア-北米間のレート

アジア-米国西海岸航路のスポットレートは6月初めに契約レートを下回ったものの、1FEU、40フィートあたり7,517ドルで前年比17%増となりました。

北米航路のスポットレートは引き続き高い水準にあります。

一方でアジア-北欧州航路のスポットレートは、1月以降30%減の5,942ドル/TEUですが、前年同月比ではわずかに上回っています。

アジア-北欧州航路の契約運賃は平均5,531ドル/TEUでスポット運賃とそこまで差がありません。

高い長期契約により、船会社は安定

北米では上海ロックダウン中でも5月は過去最高のコンテナ取扱量でした。

FRBの0.75%の利上げに、今後の継続的な利上げの可能性もあり、どれだけ需要が落ち着くかがポイントです。

北欧州向けのボリュームは落ちていますが、高い水準のSC運賃で船会社は安定した収益を確保できています。

しかし、欧州各国でも次々と利上げをしています。

景気後退から欧州のコンテナ輸送ボリュームは引き続き下がっていく可能性が高いです。

大幅にボリュームが下がると高い運賃契約であっても、それなりに影響は出ると思います。

最近の世界の貿易の流れをお伝えしました。