近鉄エクスプレス上場廃止!近鉄GHDの連結子会社へ。近鉄GHD、法人向け事業伸ばす狙い。

どうもこんにちは、飯野です。

本日は日経新聞の記事から、「近鉄GHD、近鉄エクスプレスへのTOBが成立」についてお話していきたいと思います。

2022年7月8日イーノさんの物流ラジオ

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近鉄エクスプレス、GHDの子会社に

近鉄グループホールディングス(GHD)は6日、近鉄エクスプレスに対して実施していたTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表しました。

近鉄エクスプレスは近鉄GHDの連結子会社に入り、上場廃止になる見通しです。

GHD、法人向け事業へ

新型コロナウイルス禍や沿線の人口減少で、鉄道事業やレジャー関連の成長が難しくなるなか、法人向け事業を伸ばすことを狙いとしています。

5月に近鉄GHDの副社長はTOBの狙いについて、「人の動きに左右されない事業の育成・強化を図る」と述べています。

近鉄エクスプレスは12日に近鉄GHDの連結子会社になります。

近鉄GHDの収益は鉄道やレジャー、流通など消費者向けが主力ですが、近鉄エクスプレスの国際物流事業を取りこむことで法人向けの売上比率を高める方針です。

また、近鉄エクスプレスの海外拠点を生かして不動産事業などで海外進出にもつなげたい考えです。

2社の決算

近鉄GHDは5月に2023年3月期の連結純利益が、前期比37%減の270億円になるとの見通しです。

一方、近鉄エクスプレスは2023年3月期の連結純利益が、前期比26%減の320億円になると見込んでいます。

前期が好調だったため、前期比から大きく下がっていますが、近鉄GHDは消費者向けのため、コロナ渦から消費者がまだ完全に戻ってきていないことが影響しているようです。

近鉄エクスプレスが、これからどうなっていくのかが個人的に気になります。

上場廃止をし、市場・株主からは物を言われなくなりますが、今後は親会社が出来ることで、どうなっていくのでしょうか。

注目していきたいと思います。