どうもこんにちは、飯野です。
本日は、WSJの記事から、「北米の小売業が海上輸送コストを大幅に削減」についてお話していきたいと思います。
2023年4月3日イーノさんの物流ラジオ
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小売業は、海上コスト削減
昨年の秋から始まった貨物量の急な減少により、船会社は本船のスペースを埋めるのに苦労しています。
現在、海上運賃はコロナ前の水準まで下落し、北米の小売業者は海上コンテナ輸送で大きく費用を節約することが出来ています。
SC契約を遅らせ、更にディスカウント
そして小売企業は年間契約を遅らせ、海上運賃をさらにディスカウントしようとしています。
北米の小売業者は昨年後半、個人消費の変化に伴い在庫過多に陥り、多くの小売業者が過剰在庫に対処している状況です。
スポット運賃の動向
海運需要の減少に伴い、スポット市場の運賃はコロナ禍の最高値から90%以上暴落しています。
アジアから米国西海岸へのコンテナ輸送の平均スポットレートは、1,289ドルで、契約価格より668ドルも低くなっています。
この差は年間数百万ドルとなります。
SC契約とスポット運賃
北米のデジタルフォワーダーFlexport の責任者は、国際輸送に対して信頼性と価格の一貫性を重視する企業は、SC契約の固定料金に商品価格を委ねることをいとわないとしています。
進まないSC契約
しかし、多くの顧客は、昨年輸入した高額な在庫を抱えており、利益を上げるためにスポット市場で勝負することを望んでいるとのことです。
一部の荷主は、船のスペースを確保することに不安がないため、特に急いで契約を進めなくても良いとしています。
低いSC契約運賃
このSCの交渉ですが、多くの船会社は、アジアと米国西海岸の航路のコンテナ運賃を約4,000ドルで要求し、顧客との交渉を開始しました。
これらの航路の平均契約料金は1,957ドルで、昨年よりも71%も低くなっています。
このような状況は、小売業者にとっては大幅なコスト削減のチャンスです。
今後の市場動向
しかし、海上輸送業界にとっては厳しい状況が続いており、今後の市場動向によってはさらなる影響が懸念されています。
今後の市場状況や需要の変化によっては、業界全体の再編や競争の激化が予想されるため、今後も市場動向に注目が集まりそうです。
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