どうもこんにちは、飯野です。
今日は、海事新聞に「ONE、税引き後利益1.3兆円」というニュースがあったのでそれについてお話していきたいと思います。
2021年11月1日イーノさんの物流ラジオ
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ONE、四半期利益過去最高を記録
海事新聞によると、ONEの2021年4―9月期決算で、税引き後利益が前年同期比約10倍の約7,600億円となったと報道しています。
四半期の利益としては過去最高とのことです。
利益急増の要因
理由としては、市場での荷動きが増加し、2021年4―9月期の積み高はONEで10%増となったこと。また、現在もサプライチェーンの混乱継続で需給が逼迫しており、運賃市況は高止まりしてることが挙げられます。
燃料費が前年同期比に比べて、48%も高騰していますが、これらのコストはコンテナ運賃上昇で全て吸収できているそうです。
これにより、2022年3月期通期、税引き後利益は約1兆3,300億円を見込んでいるとのことです。
今後の見通し
商船三井の執行役員は、コンテナ運賃の上昇について、「長期契約の部分もあるが、大半は短期(スポット)運賃の値上がりから来ている」と発言しています。
また、商船三井取締役常務執行役員は、今後の見通しについては、「来年2月の中国旧正月休みまではこの状況が続くのではないか」と予想しています。
現在の市況はいつまで続くのか
とはいえ、去年の11月にも今年の旧正月ごろまで続くと言われていました。
しかし、スエズ運河が座礁により封鎖され、北米の内陸、鉄道で目詰まりが発生しました。その後、北米で景気回復していき、北米では沖待ちが深刻化し、今に至っています。
市況がどうなるのかは全くわからず、来年いっぱいまで続くという意見もあります。
ONEの利益の投資先は
とはいえ、1.3兆円の利益をどう使っていくかが注目です。
内部留保に大きく投資するというよりは、脱炭素への投資へ向かうのではないかと、ある程度想像ができます。
日経新聞の音声配信では、頻繁に脱炭素のニュースが報道され、世の中がそういう動きで進んでいます。
今はスポット的に運賃が高騰していますが、次第に落ち着いていくでしょう。しかし、コロナ前のような低価格運賃にならないように注意が必要です。
競争は大切ではありますが、マーケットが潰れるのは問題です。
行き過ぎた値下げ合戦にならないように取り組みを行っていくのではと個人的に考えています。
ONE、税引後利益 1.3兆円を見込むという刺激的なニュースをご紹介しました。
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