これからタイに食品を展開していきたいというお客様へ。タイに食品を輸入する時に各食品ごとにFDAの登録が必要になります。
FDAの登録には費用と時間がかかるので、本格的な輸入販売の計画がないとハードルは高くなるでしょう。
しかし実際の取引においては、どれくらいの販売が見込めるのか、関係者に使ってもらってヒアリングなどをする時にサンプル輸入をして需要を測るのが一般的です。
食品のサンプル輸入に関しては実際のFDA登録に比べて手続きは簡単なのですが必要手順があります。今回はその手順についてご紹介します。
FDAサンプル登録について
食品のFDAの登録申請の場合は、食品を保管する倉庫やどのカテゴリーで輸入申請するのかなど時間をかけて登録申請をします。
詳しくはこの記事を読んでね!
タイで食品の輸入販売をしたい。そのためにはタイのFDA(Food and Drug Administration)の登録許可が必要になります。 食べられる物であったとしても、何でもかんでも輸入出来る訳ではありません。タイ …
そしてサンプルであったとしても輸入する食品はFDAに申請する必要があります。
登録申請をする前にサンプルを送ってしまうと税関で「FDAの登録は?」と指摘されて、返送またはサンプルを破棄する事になります。
食品の輸入手続きは「①FDAの許可」→「②税関の許可」の順番な。
サンプルは輸入できる量が決まっている
サンプルでFDA申請をするからと言って、いくらでも輸入出来る訳ではありません。それぞれの商品で1回で輸入出来る量は決まっています。
例えばこのような感じです。
ソース
・一般的なソース:200ml x 12個
・瓶詰めされたソース:500ml x 12個
ミルク
・牛乳:200ml x 12本
・ミルクパウダー:300g x 6個
・コンデンスミルク:200g x 12個
加工食品
・肉製品:500g x 4個
1回っていうのは1shipmentで1invoiceのことな。
製品によって違うから事前に問い合わせしてね!
タイのFDAサンプル登録に必要な書類
今回ご紹介しているFDA サンプル輸入の方法は法人が対象となっております。
・Company Registration(6ヶ月以内に発行)
・MDのパスポート
・委任状
全ての書類はコピーで大丈夫ですが、そのコピーに代表者様のサインと社印が必要となります。
委任状はうちの会社で手配するからサインと社印を押してね。
その書類を郵送 or 引き取りに行くしな
輸入代行サービス
弊社ではタイにまだ法人がないというお客様のために、実際にタイにある法人様をご紹介して輸入代行をするサービスがございます。
全ての商品が対象ではありませんので、事前に何を送りたいのかをご連絡ください。
また当サービスの対象は他国の法人様に限ります。
必用手続きの手順
お客様に手配して頂くものは上述した3つの書類のみですが、手順をご紹介します。
・FDAのHQに登録
・LPIを提出
まずはFDAにサンプル商品についてシステムから申請をします。その後FDAにLPI(Letter Per Invoice)を提出します。
システム入力やLPIのフォーム記入及び提出は弊社でやるから安心して!
登録に必要な日数
必要書類を頂いてから3〜5営業日ほどで登録が完了します。
急ぎの場合は急いでやるけど、急いでない時は少し時間をください。。
申請はサンプル輸入の都度 手続きをする
一度サンプルの登録申請をしたからといって、その後 何度も何もせずに輸入できる訳ではありません。
お手数ですが毎回 同じ申請が必要になります。サンプルを数回に分けて輸入したい場合は事前に必要書類を複数枚ご手配ください。
サンプル輸入で税金はかかるのか?
最後にたまにある質問なのですが、サンプル輸入でも関税は商品によって発生するものと無税のものがあります。
HS Codeによるよね。。
インボイスにはサンプルと記載するのですが、製品単価を書く必要があります。この製品単価と輸送費用に対して関税がかかってきます。
まとめ
タイのバンコクでは日本食の需要は高まってきています。
以前は日本食というだけでも売れていた時期があったのですが現在ではマーケットでの競争が激しいので、より特徴のある商品やよりターゲットに合わせた食品での販売戦略が重要となります。
販売戦略のトライアンドエラーをする為にはサンプルが欠かせません。
もし食品のサンプルの輸入をご検討されている場合は、是非 弊社までお問い合わせください。
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