今回のゲストはFood Agent Japanの唐津社長です。
唐津さんへのインタビュー楽しみにしていました!宜しくお願いします!
どうも。宜しくお願いしまーす。
唐津さんはご実家が商社で結構な規模だったにも関わらず、独立をして現在 日本の鮮魚や野菜をバンコクの高級ホテルとかに展開されています。
その独立の経緯や起業時の苦労話も含めて色々と聞いていきたいと思います!
全然OKですよ。
Food Agent Japanについて
ではまず最初にFood Agent Japanについて教えてください。
弊社は創業が2017年会社で日本の食材をメインで販売してます。現在の販売はタイがメインです。
でもターゲットとしてはシンガポール、ベトナム、インドネシア、台湾で日本の食材を海外に広めていきたいという思いでやってます。
かなりこだわった食材を扱ってますよね?
トンがった商材が多いですよね。居酒屋というより、割烹や高級なお寿司とかに特化してやってます。
なんでそんなトンがった商材に特化しようと思ったんですか?
その市場が難しんですよ。参入も難しいんですけど、ライバルも簡単に入ってこれへんから。
せっかくやるんやったらトップから入っていったほうが競合が少なくていいんじゃないかなと思ったんです。
なるほど。そんで最初どうだったんですか?
むっちゃ難しかったです(笑)
実績も何もない新参者がいきなりきても全然話も聞いてもらえないし。最初1年ちょっとくらいずっと赤字やったんですよ。
そうだったんですね。その話をもっと深く聞きたい(笑)
なぜ起業しようと思ったのか?
では起業の経緯から、起業当初の活動について教えてください。
起業の経緯としては父親が創業した商社があったんですけど、6年前に父が他界してしまって兄と会社を引き継いでやってたんですね。
僕としては「日本」というのに思いがあって日本のために、メイドインジャパンのものを広めたいと思って営業をしていたんですけど、売り上げを追うために中国製のとかもやらないといけなかったんです。
ふむふむ。
僕としては日本の食材とかも扱って広めていきたかったんですが、ちょっとすれ違いがあって。そんなんやらんでええから既存のメーカーのものを売って売り上げ上げてこいみたいな感じで。
父親は一代で会社を作ったカリスマみたいなところがあって、でも父親の作った会社を守っていくだけってのはツマラナイなと思ったんで、そこで辞めました。
創業家の御子息で何不自由がないのに、バーンと辞めちゃったんですね!?
はい。でも辞めてすぐに「やってもうたな。。」と思いましたよ(笑)
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僕 一応 創業家の息子やし、銀行さんとかも昔は色々とリクエスト聞いてくれてたりしてたけどそれも無くなって。
お客さんも何もない状態でスタートしちゃったんで、ホンマやってもうたなでしたね(笑)
でも、最初は赤字が続いたけど、そこから何とかやっていったんですよね。
タイで会社作るってタイ人/タイの会社の株主が必要じゃないですか。何かツテはあったんですか?
それも色々あって、うちの会社は株主3回変わってますからね(笑)
なんで!?そこもうちょっと教えてください。
起業当初の活動について
短期間で株主3回変わるってどういうことですか?
最初、僕がイギリス留学してた時に剣道友達のタイ人がいて その人と一緒にやろうってなったんですよ。
そんでイギリスに留学くるタイ人って大体 金持ちじゃないですか。金持ちの息子と起業を一緒にしてもハングリー精神ゼロやから、全然 営業で売れなかったですね。
何となく分かる気がするww
んで、さすがに続けられなくなって、ツテで別のタイ人に株主になってもらってもらったんですが彼はコネがあるっていうんですけど、コネから全然仕事に繋がらなかったですね(苦笑)
営業もやっぱり微妙で。でも頑張ってくれる人やったから日本で魚切ったりとか研修してもらったんですけどそれもちょっと合わなかったみたいで。
それで3人目。
それもツテがあって、タイ人の女性を紹介をしてもらって、色々と説明して株主になってもらって。
その方になってからは僕が調べて作ったリストに電話でアポだけとってくれたら、僕が営業にいくというスタイルに変えましたね。
日本から営業によく来てましたもんね。
はい。テレアポの時点でうちに興味があるか聞いてもらって、興味あるところにだけ営業にいきました。
うちの創業の時と全く同じ(笑)
勢いしかない唐津社長の営業
最初はどんなところに営業をしにいったんですか?
日本のお魚やから、最初は和食かな〜と思ってたんですけど 仕入れ先の人に「魚はフレンチにも使うから」と教えてもらったので、確かに!と思いましたね。
和食やったら競合もいるからフレンチに日本の魚を使ってもらおうと思ってアポとって行ったのがロブションです。いきなりキッチンに行きましたね。
いきなりキッチンって何ですか?(笑)
いやアポ取ったんですけど、「知らない」って言われて。でも魚のサンプル持ってきたし。そんでキッチンまで無理やり入って行って、いいから使ってみたいな。
さばいてもらって食べてもらうと「ええ魚 使っとるな」となって。
その時に料理長がいなかったんですけど、FaceBookで見つけて電話して、魚送るし!って伝えましたね。
そしたらその料理長からすぐ来てくれって言われて、取引につながりました。
勢いが凄いww
その実績を次のアポで使うわけでしょ?
勿論です。ロブションで使ってもらってますといったらいい感じに広がっていきましたね。
でも実は最初は自信がなかったですね。日本の仕入れ先さんは日本の名店に納めていたし。それで同じ魚使ってるのに決まらなかったら、これは完全に自分の問題やなと。
そう思うようになってから営業が変わったと思います。うちの魚使ってもらったら絶対に変わりますって言い切れるようになりました。
言い切るって大切ですよね。そこからの展開はどうなったんですか?
少しずつ取引が増えて行ったんですけど、まだ赤字で。ある時にマンダリン オリエンタルホテルに行って日本人の料理長に初めて営業に行くことになったんですよ。
今までフレンチとか洋食ばっかりだったんで、日本人への営業が少し抵抗があって。
なんでやねん。
でもお魚を実際に持って行って食べてもらうと「お前、やるな」って話になって。
その時は日本から飛行機で飛ばして翌日の午後に配達するというスケジュールだったんですけど昼前にデリバリーできたらランチにも使えて取引がもっと増えるって話になって、早朝に通関を通せる業者を探してたんですよ。
うちと取引が始まったんはその時くらいだったんですね。
HPSを知ったきっかけ、サービスについて
ちなみにどうやってウチの会社を知ったんですか?
後輩で牧場を経営している人がいて、飯野さんの個人ブログを紹介してくれましたね。
タイで物流やってる面白い人がいるって紹介されたんですけど、ブログ見てみるとこの人 オモロイなと思いました(笑)
ブログやっててよかったww
最初はうちも通関は午後に通してたけれども、色々と方法を模索をして早朝に通関をきれるようになりましたよね。
あれはホンマに助かりましたよ!解決したかった問題を飯野さんは解決してくれたし。
他の会社では最初から出来ませんって言われてたけど飯野さんはやってくれましたよね。
うちの現場の人間のおかげです。一緒に模索しましたからね。
ローカルだからというのもあるんでしょうけれども、対応がいいと思ってます。
物流なんで細かい問題はちょこちょこあるけれども、進捗を確認・連絡もしてくれるし。
嬉しいお言葉です!ありがとうございます!
タイのFDA登録、酒のラベル登録について
今、キャビアのFDA登録とか日本酒のラベル登録をやらせてもらってます。
今は鮮魚や野菜がメインですけれども、日本の食材を広めるという思いでやってるので良い食材はどんどん仕入れていきたいですよね。
今後の展望としてはどんな感じですか?
まだタイでお客さんが少ないんでもっと拡大していきたいですね。今はB2Bが多いけどB2Cもやっていきたいです。タイで日本の食材取り扱いのNo.1の存在になることですね。
最近、素晴らしい営業マンを雇いましたよね。
実際にお会いしましたがその方もパワフルで唐津さんと一緒にやるって何かワンピースみたい!って思いましたよ。
彼は2回誘ったけどダメで、最近タイミングがあって一緒にやることになりました。
ドラマがあるわ。いやー、本当に唐津さんの今後の展開が楽しみすぎます。
今回のインタビューでも刺激・学びになりましたよ。ありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました!
Food Agent Japan
会社名:フードエージェントジャパン株式会社
住所:〒550-0013 大阪市西区新町1−19−14-3301
コンタクト:contact@food-agt-japan.com
Website: https://food-agt-japan.com/
Instagram: https://www.instagram.com/food_agent_japan/?hl=ja
まとめ
とても内容の濃いインタビューで私としてもとても刺激がありました。
タイで起業する大変さは私も経験していますが、唐津さんの場合はほとんど一人で会社の立ち上げ、仕入れ、物流、営業をゼロから積み上げていかれました。
こだわった商材を選んだこと、気合と勢いの営業、弊社を含め 周囲を巻き込むパワーが凄い社長さんです。
今後もFood Agent Japanさんの発展がもの凄く楽しみです。
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