どうもこんにちは飯野です。
本日は「北米の倉庫、サプライチェーンで人件費が高騰、ロボットの導入実施」というテーマでお話をしていきたいと思います。
北米のコロナからの経済回復に伴い、今年の年末のクリスマス商戦が加熱することが見込まれています。
今年は実店舗だけでなくオンラインショッピングでの需要も高く、これらのサプライチェーンに対応する人件費の高騰が各企業を悩ませています。
2021年9月30日 イーノさんの物流ラジオ
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倉庫作業員の人件費の高騰
北米の倉庫労働者の賃金は、ここ数年 時給13ドル〜15ドルの間で推移していました。しかし現在では時給19ドルにまで跳ね上がっているのです。
大手企業の倉庫作業員の時給例:
・アマゾン:22ドル(初任給)
・ウォルマート:20.37ドル(平均時給)
更に上記の会社では従業員の契約時にボーナスや、大学の学費補助などの条件を提示して、来るホリデーシーズンに向けて何十万人もの労働者を確保しようとしています。
採用コストも高騰している
人件費だけでなく、企業側の採用コストも上がっています。ある物流会社では人材採用の為に広告をSNS、ビルボード、就職フェアなどに使い、なんと2倍ものコストがかかったとのことです。
そしてフェデックスは2021年6−8月期に7%の減益を出したというニュースがありました。売上は上がっている一方で、利益が減ったのは年末の配送量増加に対応する為の、人材確保が大きく影響しているからです。
同社では直近の四半期に4億5,000万ドルのコストを追加し、年末の配送量増加に向けて9万人の雇用を目指しているとのことです。
ロボットを導入し今後のSCM(Supply Chain Management)は変わっていく
このように高まる人件費に対応して各サプライチェーンの企業では倉庫のロボットを導入しています。DHLもその一社で数百台の作業ロボットを追加しました。
このサプライチェーンをサポートするロボットの需要は今後も上昇していくと個人的には思います。
これはアメリカだけの話ではありません。倉庫ロボットの出来る仕事内容も更に増えていき、サプライチェーンにおいて今回のような人材確保問題が減少していくことになるでしょう。
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