どうもこんにちは、飯野です。
本日は、9月22日付の海事新聞の記事から、「DHL調査で世界貿易「驚くほど堅調」。コロナ禍前を10%上回る」についてお話していきたいと思います。
2022年9月22日イーノさんの物流ラジオ
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世界貿易、今後も堅調
DHLが米のニューヨーク大学スターンビジネススクールと共同で世界の物品貿易の傾向と見通しをまとめたリポートによると、世界の貿易量は今後も堅調に推移しそうとのことです。
このリポートは全世界、地域別、先進国・新興国別の物品貿易を分析したもので、世界173カ国を対象に調査を行われたものです。
高い成長率
今年の5月実績はコロナ前に当たる2019年12月の水準を10%上回っています。
更に2022年から2023年にかけての成長率は、過去10年間の成長率をわずかに超える見通しとされています。
既にコロナ前の成長率に戻っており、更に今年の成長率はすごく高いということです。
越境ECの成長
このDHLのリポートによると、ウクライナ戦争のためにIMF(国際通貨基金)は貿易成長率の予測を下方修正したとはいえ、今後も成長が続きそうとのことです。
また、リポートは特に越境ECの力強い成長が続くと予測しています。
中国以外の国の成長
貿易成長の中心は東南アジア、南アジアの新興国となり、またサハラ以南のアフリカの成長が「劇的に加速する」と予想しています。
さらに成長は幅広い国に広がるとのことです。
このため、中国は今後も最大の成長率が予測されるものの、以前ほどの勢いではないようです。
2026年までの貿易成長の国別予測では、ベトナム、インド、フィリピンがスピードと規模の両面で突出しています。
これには、企業が中国中心の生産・調達からシフトする動きが背景にあるとのことです。
これらの新興国も事業環境の改善や技術革新、企業の成長などを背景に、競争力を増しています。
アジア・東南アジア台頭
僕が今41歳で、僕が現役の間はやっぱりアジア・東南アジアが熱いと思います。アフリカというのもありますが、まだ先ではないでしょうか。
イエール大学の成田悠介さんが、「アジアは過去にないほど盛り上がっており、アジア・東南アジア全体で、ヨーロッパ、アメリカと対等している」と何かの動画でおっしゃっていました。
そこで日本の立ち位置はアジア・東南アジアの中でいい感じでいるとのことです。
今回のDHLのリポートでも、物の流れ、マーケットの流れからの予測でアジア・東南アジアの成長が堅調です。
どこを中心にどのように攻めたら良いかの、ヒントになったような気がしております。
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