どうもこんにちは、飯野です。
本日は、6月14日付の海事新聞の記事から、「日本郵船の挑戦、宇宙ビジネスに参入」についてお話していきたいと思います。
2023年6月14日イーノさんの物流ラジオ
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日本郵船の宇宙関連ビジネス
日本郵船が宇宙関連ビジネスに取り組んでいます。
船舶運航で培った技術や知見を活用し、ロケットの洋上発射や、再利用可能なロケット1段目の回収を担うなどの宇宙関連ビジネスを構想しています。
打ち上げた衛星を利用し、より高度な船舶管理体制の構築に役立てていく方針です。
日本郵船の新たな挑戦
日本郵船はこれまでにない海上輸送需要の創出や、海・陸・空を超える新たな分野への進出により、収益基盤のさらなる強化につなげたい考えです。
郵船が検討しているのは、ロケットの洋上発射です。
ロケットを船舶に載せ、発射ポイントまで運航、洋上からロケットを打ち上げます。
洋上での発射の利点
国内のロケット発射施設は、鹿児島県や北海道など陸上に展開しています。
船舶からの打ち上げが可能になれば、地球の自転エネルギーを最大限利用でき、赤道にもっと近づけるようになり、国土から遠く離れることで、安全に打ち上げられるメリットもあります。
ロケットの回収システム
また、再利用が可能なロケット1段目の回収システムの構築にも目を向けています。
ロケットを発射すると、燃焼後に分離したロケット1段目は宇宙に向かわず落下します。
郵船が目指すのは、それを回収し、ロケットの再利用につなげるシステムです。
若手の育成プラグラムからの発案
宇宙関連ビジネス参入のきっかけは、若手・中堅社員が主な対象の人材育成プログラム「NYKデジタルアカデミー」です。
将来のビジネスリーダーを育成するプロジェクトにおいて、新規事業のアイデアを出し合う中でロケットに着目しました。
宇宙事業開発チームの発案者は「未知の領域に挑戦し、しっかりと形にしていくことで、社員一人一人や海運会社を志す人の心構えもきっと変わる」と意欲的です。
宇宙産業への取り組み
宇宙に挑戦する、というのは夢が広がりますね。
しかも海事クラスターならではの形で、宇宙産業に取り組むというのはとても面白いと思います。
船の上から宇宙ロケットを飛ばす想像はありませんでした。
日本郵船はお金を持っているので、こういったプロジェクトに参入できます。
ものを運ぶという仕事をしているけれども、こういった新しい領域で挑戦する会社は応援したくなりますね。
スタートアップへの投資
また、今日の海事新聞に、MOLがスタートアップを支援するMOLプラスについての記事がありました。
お金持っている船会社が、アイデアと元気があるスタートアップに投資をし、新しいことを作り出して、業界に貢献するという形ができつつあります。
こうしたことは、コロナで業界が潤ったため、思い切った投資ができるようになったと思います。
我々、中小企業も頑張りたいですね。
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