「保税の基礎」について!!
国際物流における「保税の基礎」について動画で解説
3分58秒の動画やで!!
どうもこんにちは、飯野です。
今回は国際物流における「保税の基礎」について解説をしてきたいと思います。
輸出入で取り扱う貨物は、船や飛行機に載せられる前、また輸入地に到着した後に「保税」という状態になっています。
国際物流の初心者にとっては、この保税という状態が分かりにくいかと思いますが、今回は保税にまつわる 名称、地域、目的について基礎的な知識を解説していきたいと思います。
それではいってみましょう!
まず輸出入の流れを理解する
保税とは何かを理解する前に、貨物の輸出入の流れを見てみましょう。
まず輸出手続の流れはこのようになっています。
・国内貨物を特定の場所(保税地域)に搬入する
・通関で輸出申告を行う
・外国貨物として船もしくは飛行機に搭載する
・海外へ運ぶ
このように、国内貨物を輸出者から引き取り、指定場所に運んでいます。
続いて、輸入の流れを見てみましょう。
・外国貨物を船・飛行機から積み下ろし、ターミナル・上屋に搬入する
・通関で輸入申告を行う
・国内貨物として届け先へ配送する
このような流れになります。
国内にあるけれども外国貨物?
この時のポイントは、通関手続きをしたときに対象の貨物が、
・輸出の場合は国内貨物から外国貨物の扱いとなり
・輸入の場合は外国貨物から国内貨物の扱いとなることです。
例えば、タイから日本に海上輸送する場合で、港で輸出通関をすると 貨物は物理的にはタイ国内にあるけれども、「外国にある」という扱いとなります。
もちろん海上輸送中も外国貨物扱いです。そして貨物が日本に到着して、輸入通関されるまでの一時保管されている間も外国貨物の状態です。
そして輸入通関が完了すると、その貨物は日本の貨物として扱われることになります。
保税・内貨・外貨・保税地域とは?
合わせて名称も説明しましょう。
先ほど説明したように、貨物が国内にあるけれども、外国貨物という状態を「保税」といいます。そして国際物流の業界では、国内貨物は「内貨」と呼ばれ、外国貨物は「外貨」と呼ばれます。
貨物自体は変わりませんが、輸出入の通関許可を受けた時点で、呼び方と扱いが変わります。通関手続きが保税におけるターニングポイントということです。
貨物を内貨から外貨扱いにすることで、国内にありながら外国貨物の持ち込み・保管が出来る「保税状態」になるのですが、それを保管出来る場所のことを「保税地域」と呼びます。
外国貨物は、原則保税地域以外に置くことはできません。その為、輸出入時に外国貨物扱いとなっているものは、保税地域に置かれなければいけません。
まとめ
国際物流のプロセスにおいて、貨物は必ず保税状態になります。そして貿易にはこの保税状態を利用した、様々な製造やサービスがあります。
その為には別の動画で説明する、保税地域や保税輸送というものを理解して、上手く使わなければいけません。
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今回は以上になります!ありがとうございました!
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