海上輸送の貨物保険と保険金額の計算法について!
海上輸送の貨物保険と保険金額の計算法について動画で解説
3分14秒の動画解説やで!
今回は海上輸送における貨物保険と保険金額の計算方法について解説をしていきます。
国際物流における貨物保険
国際物流に慣れていない人は貨物保障の問題を軽視してしまうかもしれません。
日本国内だけの輸送だと、貨物の紛失というのは あんまりないですよね。
しかし、国際輸送ではあらゆる所に危険が隠されています。
もし、あなたの貨物がちゃんと保険に入っていなかったら、貨物に破損などが発生した場合は保障してもらえません。
これは日本国内での輸送であれば商品は割と安全に運ばれてくるのですが、国をまたいでの国際輸送の場合はそう簡単にはいかないのが事実なのです。
国際輸送では、船上で揺れたり、陸送中に事故にあったり、また国にもよりますが作業員の雑な荷扱いなどが危険なのです。
この万が一のアクシデントに備えての保険のかけ方とその海上保険の計算方法について理解をしておいた方がいいでしょう。
海上保険
海上保険とは主に外国へ貨物を輸送する時に発生したダメージの費用をカバーしてくれる保険のこと。
海上保険というので「海上輸送のみ」で適応される保険と思われてしまうかもしれませんが、空路や陸路でも保険対象とされる包括的な保険もあります。
海上の貨物保険を掛けるにはフォワーダーに「保険をお願いします」と一方入れればOKです。
どこからどこまでを保険適応対象とするかはフォワーダーさんにご相談下さい。
海上保険の計算方法
海上保険の金額の計算方法をご紹介します。
海上保険の金額は保険会社や掛ける保険の内容にもよるのですが一般的なものでInvoice Value ×110% × 0.3%となります。最低金額は約USD30/timeくらいです。
保険の利率は分かりました。では具体的な計算方法をご紹介していく事にしましょう。
保険会社:A海上保険会社
保険利率:0.3% Invoice Value: USD 20,000 保障適応割合:Invoice Valueの110%
保障適応金額:USD 20,000 × 110% = USD 22,000
保険金額:USD 22,000 ×0.3% = USD 66
最低金額より上なのでこの保険金額が保険会社に支払う金額になります。
冒頭に説明したように、海上輸送ではコントロールが出来ることが少なく、不慮の事故・問題の可能性もあります。
保険金額自体は一般的なものは約0.3%ほどで、最低金額がUSD30くらいです。
あくまで保険なので万が一に備えてのコストとなりますが、可能な限りリスクを理解し、コントロールするのが大切ではないでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。
トラックに載せたら終わりの国内輸送とはことなり、国際物流では貨物がお客様に到着するまでに様々な貨物のダメージリスクが存在します。
そのような状態で全てのリスクをコントロールするのは容易無ことではありません。
万が一の貨物ダメージによるトラブル、またそれを対処する労力と時間を考えた時に、貨物保険に入っておいた方が安心感が全く違 います。
なのでお客様には可能な限り毎回貨物保険に入ることをお勧めしています。
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