日清製粉グループ、物流2024年問題に陸上輸送を海上で代替で対応

どうもこんにちは、飯野です。

本日は、4月14日付の日経新聞の記事から、「陸上輸送を海上で代替、日清製粉グループ、物流2024年問題で」についてお話していきたいと思います。

2023年4月17日イーノさんの物流ラジオ

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日清製粉、食品を海上輸送

日清製粉グループはハウス食品やカゴメと共同で、中部・北陸地方と北海道の間の食品輸送を海上で行うことを発表しました。

2024年4月からトラック運転手の時間外労働が年間960時間まで規制され、慢性的な人手不足が懸念される物流業界で、海上輸送により安定供給が期待されます。

日清製粉の対応

日清製粉ウェルナは敦賀港と苫小牧港間で、荷台だけ積めるRORO船による共同輸送を開始します。

これにより、従来の鉄道輸送の頻度が2週に1回に減少し、労働時間削減が実現されます。

輸送時間は3日に延びますが、トラック配送頻度の低下が見込まれます。

また、ハウス食品とも海上輸送を共同で行い、日清製粉ウェルナの小麦粉やハウス食品の調味料を混載し、中部地方から北海道まで船で運ぶ予定です。

F-LINEで陸上輸送実施

日清製粉ウェルナは、味の素などと共同出資する物流会社F-LINEを通じ、トラックや鉄道での共同輸送を実施してきました。

ハウス食品やカゴメもF-LINEに出資し、海上輸送を物流効率化の有力な選択肢として育てます。

味の素も、日清オイリオグループと共に、横浜市内の工場から九州へ調味料や食用油を運ぶ実験を行っています。

食品業界の2024年問題

物流業界の「2024年問題」を背景に、特に食品業界では影響が大きいとされています。

食料工業品は国内のトラック貨物輸送量の8%強を占め、品目別では5番目に多いです。

味の素の物流企画部長は「今のままでは持続可能な物流が確保できない」と危機感を示しています。

RORO船の使用

船はトラックより天候に左右されるため、陸上輸送の方が海上輸送よりも一般的には安定しています。

コンテナ船輸送を生業としている身からすると、海を超えて陸に着くまでがスケジュールが安定せず、陸に着いてさえしまえばあとは大丈夫という感覚があります。

日本の場合は人手不足によってトラック輸送が安定しないという状況なので、RORO船が今回使われる形となりました。

以前にもRORO船でのモーダルシフトの事例をお伝えしたことがありますが、トラックの自動運転が始まるまでは、RORO船の使用が有効な手段として使われていくのではないかと思います。