どうもこんにちは、飯野です。
今回は、外国企業と取引する時の契約書についてのお話ししていきたいと思います。
2021年9月6日イーノさんの物流ラジオ
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代理店契約
おかげさまで、YouTubeが世界中で見てもらえているので海外のフォワーダーと取引を開始することが増えてきました。
小さい会社なので、契約書の確認は私が行っています。
海外のフォワーダーからタイからの輸出案件がありますが、1回だけのスポットだけだと契約書は結びませんが、レギュラー案件になると契約書を結ぶケースが多いです。
フォワーダーの仕事は輸出側と輸入側の二国間で1つの案件をサポートします。
タイからの輸出案件の依頼で多いのが、他の国のフォワーダーが、既に別のタイのフォワーダーと取引があるなか、スペースが取れないという問い合わせです。
弊社では比較的スペースが取りやすいという強みがあります。何度か使っていただき、サービスレベル等でリピーターにもなっていただくケースが多いです。
また、YouTube視聴者にはインドの人が多く、本当にインド向けの案件が増えました。
海外との契約書
インドのフォワーダーさんと、スポットで何回かの取引後、向こうから契約の提案をいただき、向こうのフォーマットが送られてきました。
フォワーダー同士の契約で特に大きいのがお金の支払いの部分です。
特にタイからの輸出の場合は弊社が船会社に先払いすることがほとんどで、お金はインド側のフォワーダーさんが回収して、送ってもらうという流れです。
貿易に詳しい、インドと取引の経験がある人は、ご存知かと思いますが、これを聞いて、ヒヤヒヤしませんか?
インドの会社の一部は、支払いを遅らせるのが経理担当者の功績、腕の見せ所という話が合ったりします。
私たちの立場からすると、先払い分は絶対に回収しないといけません。最初にこのインドの新しい代理店契約を結ぼうとしたとき、支払いサイトを45日にしてくれ、と言われました。
担当者曰く、大きい会社だから、場合によっては90日の条件をのんでくれているケースもある、とのこと。
弊社は大体、月末締めで30日です。
大きい会社で、なんで45日も必要なのか、と聞いたところ、いろいろな設備に投資しているから、必要との答えがありましたが、それはそちらの都合ですよね、という感じですよね。
その会社の契約書の一部を確認すると、
・輸入者からの代金回収の延長を、リスクを考慮した上で認める。
との文言がありましたが、輸入者からの回収が延長したとしても、あなたの会社はしっかり払って、と思います。
また、
・お金に関する論争(dispute)があったら、Max 2ヶ月で解決させる。
という文言もありました。2ヶ月以上たったらどうするの、という話になります。
弊社が先払いしているので、不利な立場におり、弊社の契約書のフォーマットを使うように交渉中です。もしくは、ちゃんとお金に関してのルールを明記するよう求めています。
海外の契約書の場合は、まず健全に疑ってかかった方がいいと、経験上思います。
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