日新、化学品・危険品物流拡大!事業基盤を強化

どうもこんにちは、飯野です。

本日は5月29日付海事新聞の記事から、「日新、化学品・危険便物流拡大」についてお話していきます。

2023年5月29日イーノさんの物流ラジオ

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日新、化学品・危険品物流拡大へ

株式会社日新は、化学品・危険品物流への取り組みを加速します。

前期の中期経営計画の設備投資額300億円以上のうち、化学品・危険品分野には50億円以上を充てるとのことです。

そのほかの内訳は、国内・海外の施設が100億―150億円、栃木県の倉庫など自動車分野が50億円以上、IT、DX、ESG、M&A、人材開発などが50億―100億円となっています。

成長投資を拡大し、コア事業を強化していく方針です。

危険物倉庫の需要増加

食品物流関連の整備はほぼ終えており、化学品・危険品分野の事業基盤を強化していきます。

危険物倉庫については、需要が供給を上回っており、半導体の製造に使う高圧ガスの物流需要も強いとのことです。

このため、危険物倉庫とともに高圧ガスなどの関連施設も拡充していきます。

使用済みのリチウムイオン電池回収など将来的な需要も視野に、施設を増設していくとのことです。

半導体関連事業

また半導体関連の物流需要取り込みを図り、熊本県では倉庫用地の取得を検討しています。

北海道では苫小牧市に保有する土地を整地し、一般倉庫と危険物倉庫を設置する計画。半導体メーカーとそのベンダーへの営業活動を進めています。

日新の今後の戦略

同社の中期計画ではコア事業として、化学品・危険品物流とともに自動車関連物流、食品物流を挙げています。

自動車関連では日本国内で港湾施設を有効活用し、モータープールなどを整備。

電気自動車(EV)関連物流を開拓するほか、栃木県で倉庫を建設中です。

海外で、アフリカなど未進出地域への対応を検討しているとのことです。

また、食品物流では国内で既存施設の最適稼働と関連施設拡充に取り組み、海外では米国、アジアなどでの低温物流サービスを拡充していきます。

日新のメディア展開

日新は食品・危険品・物流容器・デジタルフォワーダーなど、様々なことに特化しており、その見せ方がとても上手だと感じます。

それぞれの物流サービスでウェブサイトをつくり、コラムを書き、検索から集客をしようとしています。

今回は化学品・危険品への物流を強化するということで、良い感じでとんがっていると思います。

リチウムイオン電池の回収や保管などはこれから必要とされてくる分野です。

とても興味深い思う会社さんでして、今後の活躍に注目です。