CMA-CGM、フランスのメディアへの出資拡大!

どうもこんにちは、飯野です。

本日は、6月1日付の海事新聞の記事から、「CMA―CGM、短期間にフランスのメディアへの出資拡大」についてお話していきたいと思います。

2023年6月1日イーノさんの物流ラジオ

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CMACGM、仏メディアに出資

仏の船社CMA―CGMは5月25日、デジタルメディア運営の仏ラ・トリビューン社の株式100%を取得すると発表しました。

CMA―CGMは多角化戦略の一環として昨年来、仏メディアへの出資を拡大しており、仏国内での存在感を高めるのが狙いとされています。

ラ・トリビューン社について

ラ・トリビューンはフランス、アフリカに17拠点を置き、テクノロジーや気候変動、責任投資などの重要な経済上の問題を主に取り上げています。

既に100%デジタルモデルへと移行しており、ビジネス・金融領域でのオンラインメディアとしては最大手だとのことです。

CMACGMのメディア買収

CMA―CGMは2022年、ラ・プロヴァンス、コルス・マタンという2つの仏メディアを買収し、テレビ局M6グループにも一部出資しています。

さらに今年4月にも、オンラインメディアのブリュットの株主にもなりました。

CMA―CGMは今回買収したラ・トリビューンのDXでの専門知識や、イベント開催の実績などから、2022年に買収した2つのフランスメディアと並ぶ存在になるだろうと説明しています。

また、CMA―CGMが拠点を置くマルセイユ地域での存在感も高められるだろうとしています。

船社のメディア買収

今回の記事によると、CMACGMはフランスで短期的に複数のメディアを買収しています。

メディアは多くの人たちにリーチでき、物流より一般的です。

海運業はボラティリティが大きく、収益が良い時は良い反面、リスクが高くもあります。

CMA-CGMは船だけでなく、倉庫やロジスティクスといった総合物流への路線をとっています。

メディア事業への期待

今の時代、メディアを抑えるというのは結構重要だと考えています。

メディアは多くの人にアプローチできる場所です。例え、物流に繋げなくとも、多くの人にリーチできるメディアがあれば、いろいろな展開が可能になります。

物流は無くなることはありませんが、物流事業も拡大しながら、メディア事業も同時並行で拡大しているCMA CGMに今後も注目です。