どうもこんにちは、飯野です。
今日は「物流を志す学生が0%、人材不足が加速する物流の根本課題」というテーマでお話していきたいと思います。
2022年1月10日イーノさんの物流ラジオ
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物流を志す学生0%
この記事の冒頭に、「物流業界への就職を志す学生は0%」とありました。これは、学習院大学の経営学科の学生にアンケートを取った結果です。
記事にもありますが、おそらく物流に関して無関心なのではないかと思います。
何故かというと、日本では物流を学ぶ機会がはほとんどありません。欧米だと、物流を専攻している人はある程度いらっしゃり、学ぶ機会があるようです。
物流に関して無関心な学生に対し、物流、サプライチェーンの仕事をどのように説明するか、と考えました。
学生へ物流・サプライチェーンを説明すると
例えば、私は日本史が好きなのですが、戦国時代だと武将が注目されたように、現在では営業やマーケティングなど、前線に立った仕事が注目されます。
その中で、物流は後方支援のようなもので、地味なようではありますが、大切な仕事です。
豊臣秀吉が小田原攻めをしたとき、20万人を率いたと言われています。その裏には、この20万人を飢えさせず、戦わせ続けるため、物資の手配をした石田三成などの奉行衆の活躍があります。
他には、長篠の戦では、織田信長は鉄砲を3000丁ほど用いました。この勝てるための物資の調達は、現在のサプライチェーンに繋がります。今でいう半導体のようなものだと思います。
調達の重要性
先日、トヨタがGMを抜いて北米市場で販売一位になりましたが、GMは半導体を確保することができず、販売台数が落ちてしまいました。
一方で、トヨタはサプライチェーンに重きを置いていたため、半導体などの調達が安定していました。
前方だけを見るのではなく、後方支援の調達などの両輪を見ることが大切です。
サプライチェーンの全体でみると、いろいろな物流のセクションがありますが、サプライチェーンの担当として、理解していくことが重要だと思います。
物流だけでなく、お客さんの取り扱っている製品を理解し、どこのマーケットで売れるのか、など興味を持って取り組んでいくと、重要な人材となっていけます。
調達のところで、全体を理解し、そこで販売やマーケティングが決まります。物流のみにフォーカスすると、興味がない方が多いかもしれませんが、後方支援としてはかなり重要な仕事です。
市場がグローバル化しているので、今後グローバルサプライチェーンを理解すると貴重な人材となれます。
学生の皆さんに、もっと物流に対する興味を持っていただけると嬉しいです。
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