どうもこんにちは、飯野です。
本日は、Job.comの記事から、「MSCやMaerskが北米の港湾混雑を理由に出航をスライド」についてお話していきたいと思います。
2022年8月31日イーノさんの物流ラジオ
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北米の混雑でスケジュール調整
マースクによると、北米東海岸、メキシコ湾岸、カナダの港は現在、混雑のために特に困難な状況にあるとのことです。
マースクの対応
バースの混雑と北米の主要港でまだ荷揚まちの停泊中の船舶の滞留があります。
そのため、米国とカナダ西部向けの多くのアジアサービスで、9月の船の出発が予定より1週間以上遅れることを顧客に伝えています。
MSCの対応
MSCは北米の東海岸の2サービス、メキシコ湾岸の2サービス、西海岸の4サービスの9月出発スケジュールを調整しました。
「サプライチェーン全体で混雑とスケジュールの遅れが発生する厳しい市況が続いているため」とMSCは述べています。
そしてマースクは、「海上コンテナの量は、米国西海岸と東海岸にかなりの割合で流入し続けている」ことから、このスケジュールの調整が行われることになったと伝えています。
各港の混雑
各港の混雑状況は、北米の東海岸のポートニューアーク港は混雑のため、空いているバースに1週間から3週間の待ち時間が発生。
ヒューストン港では、2日から18日のバースディレイが発生しているとのことです。
また、バンクーバーのバースも混雑しており、船舶の待機時間が長くなっています。
スペース不足への懸念
マースクによると、遅延に対応するために船舶のスケジュールを調整しており、船はオプションで他の近隣の港を荷揚げ場所として検討しているとのことです。
北米のバースの混雑で9月の船のスケジュールが大幅に遅れています。
船の予約は一般的には1ヶ月、2週間に前に行います。載せる予定だった船が遅れるとなると、別の船の手配をしなければいけません。
そうすると、空いている船にBookingが集まり、スペースは取りにくくなります。
9月で船が遅れるということは、10月1日の国慶節前の輸送はやはり乱れることになると予想されます。
混乱というほどではないとは思いますが、10月以降も混雑は継続していくと思います。
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