どうもこんにちは、飯野です。
本日は11月16日付の海事新聞の記事から、「米西岸労使交渉、オークランド港、荷役作業を11月14日から停止」についてお話していきたいと思います。
2022年11月16日イーノさんの物流ラジオ
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オークランド港、荷役作業停止
北米西岸港湾の労働組合ILWUは11月14日から、米国西岸オークランド港のターミナルで荷役作業を停止しました。
米誌ジャーナルオブコマース(JOC)電子版が伝えています。
荷役作業が止まったのは、オークランド港のOICTというターミナルで、オークランド港のコンテナ取扱量の70%を占めるターミナルです。
現時点では作業再開のめどは立っていないとのことです。
労働組合側の揺さぶりか
今年5月から始まった米国西岸港湾の労使交渉は目立った進展がないため、組合側による揺さぶりとの見方も出てきています。
オークランド港では2週間前にも、四つあるターミナルのうち三つで早朝シフトが止まり、一時的に閉鎖されるなどのトラブルが発生していました。
労使交渉、完全中断
米西岸労使交渉は5月10日からスタートしています。
7月1日の現行労働協約の期限切れ後も大きな混乱なく荷役作業は続けられたものの、交渉は停滞していました。
その後、労働組合側のILWUと使用者側であるPMAとの交渉は10月に入ってから完全に中断していたとのことです。
シアトル港での荷役機器のメンテナンスに関するILWU以外の組合との管轄権問題がネックといわれています。
今回のオークランド港での組合による荷役停止は、交渉再開に向けた組合側の圧力との見方が強いです。
不安定な国際物流業界
まだメインの港の自動化についての交渉が始まっていません。
今の所は北米の港まではスムーズに輸送ができている状態で、海上運賃も下がり続けており、コロナ前のレベルにも戻ってきています。
高いSCレート
現場ではSCレートと現在の安いスポットレートの使い分けの葛藤のようになっていると感じます。
特に大手荷主と大手フォワーダーの間では顕著です。
SCを取ってない中小のフォワーダーは結構自由に動ける印象です。
まだこの国際物流の業界は、安定はしておらず、いつどういう変化が起こるか分からない状態だと個人的には思っています。
そんな中でDX化などのトレンドにはちゃんとついていき、やるべきことをしっかりとやらないといけないと思います。
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