オーバーゲージ貨物を輸送するときのフォワーダー選びのポイント
ネコ先輩ネコ先輩

「オーバーゲージ貨物を輸送するときのフォワーダー選びのポイント」について!!

オーバーゲージ貨物を輸送するときのフォワーダー選びのポイントを動画で解説

カモメ先輩カモメ先輩

6分22秒の動画やで!!

どうもこんにちは、飯野です。

今回は前回に引き続きオーバーゲージ貨物についてのお話で、オーバーゲージ貨物を輸送するときに選ぶべきフォワーダーの特徴について解説をしていきたいと思います。

もし、あなたの会社がオーバーゲージの機械や設備を海外に輸送したいときに是非参考にしてみて下さい。

ではいってみましょう!

フォワーダー選びの3つのポイント

オーバーゲージ貨物の輸送を依頼する時のフォワーダー選びには3つのポイントがあります。

世の中には、本当に沢山のフォワーダーがいますし大手だからとか、普段取引しているからという理由だけでは選ばないで下さい。

ではその3つのポイントは何かというと

1. スペース確保力

2. 確かな実績と柔軟な対応

3. 輸送に伴う制約が少ないこと

具体的に1つずつ詳しくみていきましょう。

スペース確保力

まずスペース確保力です。

スペース確保力とは、船にコンテナを積み込むためのスペースを用意できる力です。

例えば、東京からタイに向けて大型の機械を輸出するとします。
この時、あながたが直接、船会社に予約をすると「スペースがない」と回答されることがあります。

一方、同じ航路、船会社であったとしてもフォワーダーを通すとスペースを確保できることがあります。

これには一体 どのような理由があるのでしょうか?

実は、オーバーゲージ貨物のスペースは限定的に提供されていて、常に輸送契約を結んでいるフォワーダーに優先的に配分されます。

そのため、一荷主に対しては「スペースはない」と伝える一方で、フォワーダーには「スペースはある」と答えることがよくあります。

もちろん、このフォワーダーの中にも力の差がある点に留意が必要です。

船会社と強固な関係があるフォワーダーほど、圧倒的な価格競争力とスペース確保力があります。

一荷主の立場であれば、直接船会社に予約をするのではなく、「力があり、実績があるフォワーダー」に予約をする方が確実です。

毎月、多数のコンテナを扱うフォワーダーと一荷主が、同等の扱いを受けることは難しいです。

フォワーダーは、船会社と継続的な案件を依頼し、友好的な関係を維持しているのです。

なので、フォワーダーに対してはしっかりと輸送スペースを確保できるのかをチェックしましょう。

確かな実績と柔軟な対応

次に確かな実績と柔軟な対応です。

現在あなたとお取引のあるフォワーダーはオーバーゲージ輸送に対して、確かな実績はありますか?

フォワーダーの営業マンやサイトの文章などから確かな自信や実績を感じられるでしょうか?

重量物やオーバーゲージ貨物の輸送は、非常に特殊な分野であるため、一にも二にも確かな実績が必要です。

ここは重要なのでもう一度言います。

オーバーゲージ貨物の輸送は非常に特殊な輸送なのです。

だから実績がないと取扱中のリスクが上がったりしますし、逆に実績があるほど、各顧客からの要求にも柔軟に対応できる「余力」があります。

特にあなたの客先からの設計変更などで、どうしても船の予約を変更したいときもあったりします。

このようなイレギュラー対応ができる所が本当の意味で力のあるフォワーダーです。

そういうフォワーダーをあなたの輸送パートナーとして選ぶべきなのです。

フォワーダーの仕事の特性上、平常時はどこのフォワーダーのサービスも近いものがありますが、取引するフォワーダーの真価はイレギュラー対応にあったりします。

通常とは異なるとき、そのフォワーダーはどこまでの対応力があるのでしょうか?

ここが非常に重要なポイントです。

輸送に伴う制約条件が少ない

最後に輸送に伴う制約条件が少ないことです。

オーバーゲージ貨物や重量物などに豊富な経験があるフォワーダーは、輸送に伴う制約を付けることは少ないです。

つまり、このケースはダメ。このパターンはダメ。これもいけない。この機械は対応できない。などの決まり文句のことです。

これは、フォワーダーがなるべくリスクを負わないための作戦です。

とにかく特殊貨物の輸送に自信がない所ほど、細かな制約を付けたがります。

もし、あなたが契約しているフォワーダーが様々な制約を付けるときは、オーバーゲージ貨物の輸送経験がそこまで豊富でない可能性が高いです。

まとめ

では今回の話の内容をまとめましょう。

オーバーゲージ貨物の輸送を依頼するフォワーダーを選ぶポイントは3つありました。

1. スペース確保力

2. 確かな実績と柔軟な対応

3. 輸送に伴う制約が少ないこと

一般の荷主とフォワーダーでは普段の取扱量が圧倒的に異なります。

あなたが直接船会社に依頼しても断られるかもしれませんが、フォワーダーに依頼をすればより高い可能性でスペースを確保してくれます。

そしてオーバーゲージ貨物の取り扱う確かな実績があると、柔軟な対応も可能になります。

オーバーゲージ貨物や重量貨物の取扱は特殊です。

この特殊な貨物を安全に輸送手配するのは簡単なことではないので、実績と対応力のあるフォワーダーを選びましょう。

そして最後に制約を沢山設けないフォワーダーであることも重要です。

実績と対応の話にもつながりますが、制約を必要以上に提示してくるのは自信のない証拠です。これまでの輸送実績が限定的だったということもあり、新しい案件に関しては保守的になっている状態です。

以上、オーバーゲージ貨物の輸送は、これらの3つの特徴を満たしているフォワーダーを選んで依頼するようにしましょう。

ちなみにですが弊社ではタイにおけるオーバーゲージ貨物の輸送、据え付け、取り外しなどを数多く対応してきた実績がございます。

重量貨物であっても安全にハンドリングをして、よりフレキシブルな対応をお客様にご提供してきました。

もしタイでのオーバーゲージ、重量物案件がございましたら、弊社までお問い合わせください。

今回のお話は以上になります。ありがとうございました!


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飯野飯野

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