ニチレイロジ、ベトナムのTBAと定温物流の合弁会社設立!

どうもこんにちは、飯野です。

本日は、2/20付の海事新聞の記事から、「ニチレイロジ、ベトナムで低温物流の合弁設立」についてお話していきたいと思います。

2023年2月20日イーノさんの物流ラジオ

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ニチレイロジ、TBAと合弁会社設立

ニチレイロジグループ本社は2月17日、ベトナム大手の低温運送会社タン・バオ・アン・ロジスティクス(TBA)と合弁会社を設立すると発表しました。

新会社は2月中に立ち上げ、2024年度中の新センター開設と同時に事業を開始する予定です。

高度な低温物流サービスを目指す

低温運送事業を展開するTBAと協働することで、互いの強みを生かした高度な低温物流サービスの提供を見込んでいます。

合弁会社名は「ニチレイTBAロジスティクス・ベトナム」。

出資完了は2023年度中を予定、資本金は約4,800億ベトナムドン(約27億円)。

冷蔵倉庫業(貨物保管・急速凍結・クロスドッキング)や利用運送業を手掛けていきます。

冷蔵倉庫も新設

2024年度中をめどに、ロンアン省ロンハウ工業団地に冷蔵倉庫も新設します。

収容パレット枚数は約2万パレットを想定しているとのことです。

今後の事業展開

将来的にはベトナム国内の低温物流にとどまらず、周辺国で進出済みのタイやマレーシアとの連携も視野に入れた事業展開を目指します。

ベトナムの低温物流市場の拡大

合弁相手であるTBAは、ベトナムで自社所有の冷蔵・冷凍トラックを活用し、主に小売店向けの配送事業を行っています。

ベトナムは中間所得層の増加に伴う生活水準の向上により、輸入商材や小売り関連商材をはじめとする国内消費需要が伸びており、きめ細やかな温度管理が求められる低温物流市場の拡大が見込まれています。

コールドチェーンの需要の伸び

記事にもあったように、ベトナム人の中間層の所得が上がっており、屋台などではなく、冷蔵・冷凍食品がこれから伸びていきます。

タイでもコールドチェーンが伸びてきたのは、同じく中間層の所得が上がり、コンビニやスーパーでの冷蔵・冷凍食品の需要が増えたという背景があります。

タイでの屋台減少

タイの場合は、バンコクではどんどん屋台が減ってきています。

このように、所得が上がると、飲食のバリュエーションと質が求められるため、こういった伸びているところに注目するのが大切だと思います。

コールドチェーンのクロスボーダー輸送も、これから進んでいくでしょう。

東南アジアの輸送はまだまだ伸び代があると感じています。