北米西海岸港の労使交渉、港湾の自動化で暫定合意!

どうもこんにちは、飯野です。

本日はWSJの記事から、「北米西海岸港の労使交渉、港湾の自動化に関して暫定合意」についてお話していきたいと思います。

2023年4月24日イーノさんの物流ラジオ

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北米労使交渉、自動化に暫定合意

北米の労使交渉は、長らく続いていた交渉が合意に達し、大きなハードルが一つ取り除かれ、これで交渉は賃金に集中することができるようになったと報じられています。

西海岸の港湾労働者側 ILWUは、貨物ターミナルの自動機械に関して使用者側 PMAとの交渉で暫定合意に達し、新契約の協議における主要なハードルの1つをクリアしたとのことです。

これにより、交渉は賃金交渉を残している状態となりました。

労使交渉、前進か

今回の暫定合意は、昨年夏に医療給付に関する協定が結ばれて以来、交渉が大きく前進したことを意味します。

しかしPMAは先週の木曜日の遅くに声明を発表し、重要な問題は依然として解決されておらず、南カリフォルニアの一部の港湾労働者は港の運営を妨害し続けていると述べています。

南カリフォルニアの近隣の港で民間荷役会社を経営する幹部たちは、港湾労働者が仕事に遅刻したり、コンテナ荷役機器の安全性に偽りのある問題を提起したりしているとしています。

労働者の運営妨害

今月初めには、重要なポジションにいる港湾労働者がターミナルでのシフトに現れず、事実上24時間操業を停止させています。

PMAは声明で、「このような違法な労働行為によって、米国で最大かつ最も活発なターミナルでの活動が中断された」と述べています。

港湾は昨年夏から労働契約なしで運営されており、双方が延長に合意できていなかったため、交渉が続いています。

港の自動化への合意

最近、西岸港湾の労使交渉に関する追加情報がよく出てきています。さすがに1年近く続いているので、そろそろ決着が見えてきたように感じます。

今回は、もめるとされていた港の自動化に対しての議題が合意されたというニュースです。

港が自動化すれば、港湾労働者の仕事がだんだんと減っていきます。よって、労働者側はかなりごねるだろうと思っていましたが、合意に達しました。

しかし、自動化合意を理由に、賃金交渉で思いっきり上げてくるのかもしれない可能性もあります。

交渉は労働者有利か

2年前のコロナ中ではLA、LB港は100隻を超える沖まち船があり、シャーシやマンパワーが足りず混乱していました。

船会社はものすごく収益を上げていると報じられていましたので、労働者側にとっては交渉材料として、有利になるのではと考えられます。

実際に港湾労働者の嫌がらせのようなものは行われており、こういった妨害も引き続きありながら、交渉は終盤戦なのではないでしょうか。

引き続き情報のアップデートをしていきます。