北米西岸港湾で混雑解消の兆しあり!超過料金の効果か!?まだ楽観視はできず。

どうもこんにちは、飯野です。

今日は海事新聞に、「アメリカの西岸の混雑緩和の兆しが見えた」という記事がありましたので、それについて話をしていきたいと思います。

2021年11月30日イーノさんの物流ラジオ

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北米西海岸、沖待ち、滞留コンテナ減少

北米西海岸の入港待ちのコンテナ船と滞留コンテナが減少したとニュースがありました。

分かりやすく、LA港、LB港を同じにして説明します。ざっくりと感覚的に理解いただければと思います。

船の港の沖まちが

11月5日時点:33隻
11月24日時点: 23隻

10隻の減少となりました。

輸入の滞留コンテナ本数は、11月1日時点で2万8,358本

そこで、11月15日からトラックの場合は、荷揚げして9日以上の滞留コンテナに超過料金を課すという対策を取ったところ、11月24日時点で1万6,157本までに減少しました。

11月1日から24日までで約28,000本から16,000本のなり、約40%の減少となりました。

鉄道向けは6日以上の滞留でペナルティーですが、

11月11日時点:1,643本
11月24日時点:319本

とこちらも大きく減少しました。

今後の問題

沖まちが減り、滞留コンテナが減ったとはいえ、問題はあります。

・年末に向けてコンテナの出荷量増加。
・内陸の混雑状況がどうなっているかが不明。
・倉庫や工場で貨物の積み下ろしのマンパワー不足。
・空コンテナ返却のドライバーとシャーシ不足。

北米のコロナ感染者数は1日平均で感染者数:73,000人、死者800人程出ています。そういった意味で、マンパワーの状況が気になるところです。

港の部分的な改善情報だけなのでまだなんとも言えません。まだ楽観視は出来ないですが、内陸、マンパワー、シャーシ不足の情報を取っていく必要があると思います。

引き続き、情報を更新していきます。