貨物保険の基礎!Part2!
貨物保険の基礎!貨物保険を申し込みするタイミングについて動画で解説
4分6秒の動画やで!!
どうもこんにちは飯野です。
前回に引き続いて今回も貨物保険について解説をしていきます。前回は貨物保険の用語説明や保険料の計算について解説をしました。
まだ見ていないという方の為に概要欄にリンクを貼っておきますので、是非ご覧になってください。
動画で見る:貨物保険の基礎について解説!保険金額や保険料の計算方法
記事を読む:貨物保険の基礎について解説!保険金額や保険料の計算方法
第二回! 貨物保険の基礎知識
今回は
・保険の種類
・申し込みのタイミング
・貨物事故が起こった時の対処法
について詳しく解説をしていきます。それではいってみましょう。
貨物保険の種類
貨物保険には個別保険と包括保険の2種類があります。
個別保険では船積みの度に個別に付保するものです。船積みをしたら毎回、保険会社に申し込みをする保険です。そのためかけ忘れに注意しなければなりません。
一方で包括保険は、年間の船積み予定の貨物の種類、輸送手段、輸送区間を最初に保険会社に伝え、実際の輸送分に月単位でまとめて保険をかけるものです。
まとめて保険をかけるものの、輸送後には個別の輸送内容を保険会社に連絡する必要があります。この包括保険はかけ忘れが防げるので、継続的に輸送がある場合はこちらが便利です。
インコタームズの確認
保険の手配をする前にインコタームズを確認しなければいけません。
インコタームズによって、既に保険が含まれている契約か、含まれていない契約かを確認する必要があるのです。
例えば、輸入の貨物でFOB契約であれば、輸入者が保険を掛ける必要があります。しかしCIFであれば既に保険は輸出者がかけている契約なので、保険を申し込む必要はありません。
CIFの場合は輸入地に到着してから配送先までの国内貨物保険は、輸入者が申し込む必要があります。
しかし、これがDDPなどでは輸出者が保険手配をしてくれる場合もありますので、事前にしっかりと確認をしておく方が良いでしょう。
保険を申し込みするタイミング
保険の申し込みの時期は輸出であれば、船積み予定の本船が決まれば付保することが出来ます。
輸出は船積み前に付保の手続きをする ということを覚えておきましょう。
輸入の時は船積みされる前に連絡が来て付保出来ればいいのですが、船積みした後にB/Lなどの書類が送られてきて本船が確認できることが殆どです。
遅くても輸入地での本船入港前に付保しておきましょう。
貨物保険の適用を依頼する方法
もし事故が発生したらどうしたらいいのでしょうか?
まずは、保険会社に連絡をします。それから保険証券、保険請求書、B/Lのコピー、インボイス、ダメージが記載されているデバンニングレポート、事故通知書(クレームノーティス)を揃えましょう。
事故の際の写真なども必要になることがあります。フォワーダーにこれらの書類を頼めば揃えてくれるので相談してみましょう。
まとめ
これまで2回にわたり貨物保険について解説してきました。貨物保険は国際輸送のリスクを考えると、掛ける方が良いと私は思います。
今回ご紹介した貨物保険を申し込むにあたり、申し込みのタイミングは重要です。
付保するタイミングは、輸出だと貨物が本船に積み込まれる前。輸入だと本船が港に到着する前になります。忘れずに手続きをしておきましょう。
これまでの貨物保険の基礎知識の内容を理解すれば、ご自身で保険を手配することが難しくないことがご理解出来たのではないでしょうか。
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