どうもこんにちは、飯野です。
本日は、Job.comの記事から、「米国の小売業者、夏から秋にかけての好調な輸入に備えるよう港湾に要請」についてお話していきたいと思います。
2022年7月12日イーノさんの物流ラジオ
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11月まで輸入好調
アメリカの小売業者は、西海岸の港湾労働者(ILWU)と使用者団体(PMA)に対して、すでに緊張状態にある港湾のサプライチェーンに負担をかけるような労働中断をすることなく、労使契約を成立させるよう求めています。
米国の小売業者は、少なくとも11月までは輸入が引き続き好調であると予測しています。
とはいえ夏から秋にかけての出荷ピーク時の数量は、昨年の記録的な荷動きから若干減少するとされています。
2021年との比較
2021年の米国の輸入は、2020年に記録した前回の年間記録を17.4%上回る異例の大幅増でした。
今年は若干落ちるとはいえ、引き続き好調な輸入量があるということです。
全米小売業協会(NRF)とHackett Associatesは、7月のグローバル・ポート・トラッカー(GPT)で月ごとの前月比の輸入量は下記のとおり予測を発表。
7月:5.3%増
8月:0.5%減
9月:0.8%減
10月:4.1%減
11月:2.5%減
7月が5.3%増ですが、これは小売業者の秋冬商品の前倒しの仕入れが一因です。8月と9月は微減、10月と11月で合計6.6%減となります。
東海岸での混雑、労使交渉の影響
現在、サプライチェーンのボトルネックは東海岸とメキシコ湾岸の港でも表面化しており、2022年のピークシーズンを通してこのボトルネックは継続すると予想されています。
この貿易を覆っているのは、5月に始まった西海岸のPMAとIWLUの契約交渉です。
全米小売業協会NRFのサプライチェーン・関税政策担当副社長は、「サプライチェーンの課題は今年いっぱい続くだろうが、西海岸の港の労使が交渉のテーブルにつき、合意に達することが特に重要だ」と述べています。
今年はピークシーズンでもあまり需要が下がりません。
労使交渉の労働組合側の仕事がスローダウンしたら、目詰まりの可能性は高いです。昨日のラジオでもお伝えしたように、ヨーロッパでも港湾混雑が発生しています。
またスペースが取れなくなるかもしれません。
引き続き北米情報はアップデートしていきたいと思います。
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