どうもこんにちは、飯野です。
本日は9月28日付の海事新聞の記事から、「米西岸の労使交渉、スローダウン開始」についてお話していきたいと思います。
2022年9月日イーノさんの物流ラジオ
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オークランド港などで組合員スローダウン開始
先週、米国西岸のオークランド港などでILWU(労働組合)の組合員が荷役作業を遅らせるスローダウンを行ったことが確認されました。
ロサンゼルス港の一部ターミナルで自動化機器に関する作業を拒否したりする動きはあったものの、今回の労使交渉期間中で明確なスローダウンは出ていませんでした。
各港の状況
スローダウンが行われたのは、西岸南部のオークランド港と、西岸北部にあるシアトル港とタコマ港です。
オークランド港ではターミナルの港湾労働者が作業開始時間を20―30分ほど遅らせたほか、ILWUオークランド支部が事務員を半分しか派遣しなかったため作業が滞った模様です。
更にシアトル港では環境保護団体が停泊中の船舶に陸上電源プラグを接続するよう要求してピケを張ったものの、ILWUが安全上の理由から横断幕(ピケ)を拒否するトラブルが発生しました。
シアトル港の管轄権めぐる
停泊中の船舶に電力を供給する設備の保守・修理については現在、国際機械工労組(IAM)とILWUが管轄権を巡って争っています。
今回の労使交渉でILWU側はPMA(太平洋海事協会)に対し、シアトル港の電源設備の管轄権を明確にするよう求めており、これが大きな争点の一つとなっています。
2014年の労使交渉と同じ流れに
2014年の労使交渉も今回と同様、7月1日の期限切れ後もしばらくは大きな混乱は生じませでした。
しかし、秋口から今回と同じくタコマ港やシアトル港など北部港湾で組合側によるスローダウンが開始。その後はロサンゼルスなど南部にも波及したほか、スローダウンも長期化して大混乱となりました。
西岸沖待ちへの影響
北米西岸の沖まちはかなり解消されてきています。
沖待ちが多い中でスローダウンをされていたらここまで海上運賃は下がっていなかったかもしれません。
現在は、ストを避けるために、荷主さんは荷物を東海岸向けへと増やしています。
一方で西岸向けの運賃がかなり下がっており、港の混雑もないことから、西岸向けのBookingが増えてきたのかもしれません。
そのリードタイムにスローダウンされてしまったため、また沖まちは増える可能性もあります。
今後、市況がどうなっていくのか注目です。
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