どうもこんにちは、飯野です。
本日は9月27日付の海事新聞の記事から、「PortX、輸出入のコストをPFで社内共有する機能を追加」についてお話していきたいと思います。
2022年9月27日イーノさんの物流ラジオ
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PortX、PFに新機能
国際物流の見積もり効率化プラットフォームを運営するPortXは、荷主企業の各事業部と物流部門の間で行われる、輸出入コストの社内共有とシミュレーションをデジタル上で管理する機能をPFに追加しました。
大手製造業や商社など既存ユーザーからの要望に対応し、荷主の業務効率化を支援していきます。
輸出入コストの社内共有
製造業や商社など大手荷主の社内では、一元的に管理された輸出入コストのデータベースがなく、物流部と各事業部とのコスト情報共有や、事業部から依頼された案件ごとのコストシミュレーションなどで、大きな業務コストが発生していました。
今回の機能追加により、荷主の物流部門は各事業部に対して行う輸出入コストの社内展開業務と、各事業部が物流部に対して行う輸出入コストの社内見積もり業務をPortXのPF上で行うことが可能となります。
業務の効率化とコスト管理
各事業部は原価に反映される輸出入コストを、即時かつ正確に確認でき、物流部も膨大なコスト通知業務を効率化できるようになります。
また、双方のコミュニケーションコストも大幅に削減できます。
現在の見積もり対応
これは確かにあったら良い機能です。
フォワーダーの見積もりは各部署で別々にとっている場合があります。各部署の担当者や、小さい会社であれば各部署の営業マンがコスト確認しています。
そして社内のDX化が進んでいない会社では、その情報はメール、PDFなどで各自で管理されるため、他の部署が安い価格で見積もりを取っていても、分からないことがあります。
一方では高いコストで買っていることになり、とてももったいないことです。
大手有利の状態か
しかし、フォワーダーサイドからすると、難しい局面があります。
社内共有され、他の部署のフォワーダーとも比較されることになります。
他の部署の輸送ボリュームが多い場合、費用はもちろん安くなります。そこで、会社全体で特定の安いフォワーダーを使い始める可能性もあります。
こういった状況になると、大手フォワーダーが有利になっていくでしょう。
この機能を使う荷主も大手企業のため、大手に集約される可能性が高くなっていきます。
中小企業は別の強みが必要
個人的に思うのは、中小フォワーダーでも尖った強みを持っていないと厳しいということです。
PFで簡単にコスト比較が出来るようになると、尖ってないと、コストだけで選ばれていきます。
フォワーダーの業界も価格比較で決められるような、そういう未来が近くに来ていると思いました。
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