B/Lの役割と流れについて!
B/Lの役割と流れについて動画で解説
3分9秒の動画解説やで!
はい。今回は国際輸送における「B/Lの役割」についてご説明をしたいと思います。
B/Lとは
まずB/Lとは一体なんでしょうか?
B/Lの正式名称はBill of Ladingで国際貿易にとっては欠かせない書類の事です。
そのB/Lの主な役割は2つあります。
1つは貨物の受領書類。そしてもう1つが貨物引き渡し書類の役割です。
簡単に言えば、B/Lが無ければ輸入者は貨物を引き取れません。
またB/Lを使うことで支払いと配送をコントロールすることも出来ます。
輸出者は商品代金の支払いがないとB/Lを差し押さえて、貨物の配送をストップする事が出来ます。
また輸入者は貨物が船にちゃんとローディングされ B/Lが発行されてから商品代金の支払いをする事で 商品の未発送リスクを下げる事が出来るのです。
B/Lの役割
B/Lの役割を理解するには、いつ・誰によって発行され、どのような流れで使われるのかを理解しなければいけません。
流れを説明する前に登場人物と書類について簡単にご説明します。
輸出者と輸入者以外にも輸出側と輸入側のフォワーダーが重要な役割を担います。
そしてD/Oという書類も大切です。
B/Lの流れ
D/OはDelivery Orderの略で、港で貨物を引き取るための書類です。
D/OはB/Lと引き換える事で入手出来ます。
輸入者は貨物引き渡し書類であるD/Oを得る為に、B/Lを入手しなければいけないのです。
それでは流れを説明します。
B/Lは本船が港を出港したら輸出側のフォワーダーによって発行され、売り手に送られます。
売り手は買い手から商品代金の入金を確認して、B/Lを買い手である輸入者に送ります。
本船が輸入する港に到着すると、輸入側のフォワーダーによってD/Oが発行されます。
買い手は入手したB/Lをもって、貨物引き換え書類であるD/Oと交換します。
輸入について
輸入側の流れをもう少し詳しくみてみましょう。
輸入側のフォワーダーはD/Oを持っています。
買い手はB/Lを売り手から入手しています。
D/OとB/Lを交換します。
そして買い手は、港にD/Oをもっていく事で、貨物を引き取ることが出来ます。
B/Lを紛失したら
B/Lは貨物を引き取るための大切な書類です。
逆にB/Lがあれば誰でも貨物が引き取れてしまうわけですから、もし第三者に渡った時は大問題になります。
その為に、B/Lを紛失した場合は基本的には貨物を引き取る事は出来ません。
B/Lの紛失には注意をしましょう。
まとめ
B/Lのポイントをまとめましょう。
B/Lは本船が出航したタイミングで発行されます。
売り手が買い手にB/Lを送ります。
B/Lは貨物引き渡し書類であるD/Oと交換されます。
もしB/Lを紛失すると貨物は引き取れません。
今回はB/Lの基本的な役割を説明しました。
B/Lは貨物を引き取るための重要な書類なのですが、実際はB/Lには種類があり、スピーディーな貿易取引に合わせた柔軟なものもあります。
ですが基本的な考え方は今回ご説明したものになりますので、まず今回説明したB/Lの役割と流れを理解しましょう。
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