北米LA、LB港 滞留コンテナ超過金11月15日からスタート。船社は荷主に実費請求へ。

どうもこんにちは、飯野です。

先日お伝えした、北米のLA・LB港、滞留コンテナに超過料金が発生するというニュースの続報として、1日からではなく15日からスタートで船社は荷主に超過料金を転嫁すると、今日の海事新聞にあったので、それについて話していきたいと思います。

2021年11月10日イーノさんの物流ラジオ

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LA港、LB港における超過料金

超過料金発生日について、少し前に15日になったというアナウンスはありましたが、もう少し進展情報が欲しかったので、本日のタイミングにしました。

LA,LB港のターミナル超過料金ですが、どのように金額が発生するかというと、

トラック搬出のコンテナは本船からターミナルに荷揚げされて9日目から発生、鉄道搬出コンテナの場合は6日目から発生します。

金額は100ドルで、1日延長するごとに100ドル上乗せされていく計算方式をとっています。例えば、9日目は100ドルで、10日目は200ドル。累計で300ドルと計上されていきます。

超過料金の支払人

当初、超過料金は港からコンテナ船社に請求されるとされていました。

しかし、船社はそのまま荷主に転嫁し、実費精算という形を取り、新たなサーチャージ類は導入しない、と発表しています。

実際、コンテナを早く取り出すかどうかは、荷主次第でもあります。

もちろんシャーシ不足などで遅れることはありますが、それも船会社としてはコントロールできないことなので、船社が負担するということはあまりないことだとは思います。

その中で、ONEはローカルコンテナの滞留はそのまま実費請求するものの、「インターモーダル(鉄道)のコンテナについては現時点では転嫁しない」と発表しています。

税関検査のために滞留されたコンテナは超過料金の対象外ですが、シャーシ不足などを理由にしたものは免除にはなりません。

ONEはトラックについては実費請求するが、鉄道の場合はONEが超過料金を負うと宣言しました。

来週15日以降、どれほど貨物の引き取り率がアップされるのかが注目です。

また随時情報を発信します。