米国デジタルフォワーダー Flexport、9億3,500万ドル(約1,070億円)の資金調達に成功!物流のデジタル技術投資に加速。

どうもこんにちは、飯野です。

本日は、ウォール・ストリート・ジャーナルのニュースから、「フレックスポートが9億3,500万ドルの資金調達に成功」についてお話していきたいと思います。

2022年2月8日イーノさんの物流ラジオ

イーノさんイーノさん

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Flexport社について

アメリカのデジタルフォワーダーのFlexport社はテクノロジーを駆使した貨物輸送サービスを提供するスタートアップのフォワーダーです。

評価額80億ドルに引き上げ

今週の月曜日、シリーズEの投資ラウンドで、9億3,500万ドル(約1,070億円)を調達したと発表しました。これで評価額を80億ドル(約9,200億円)に引き上げました。

Flexportは2019年のシリーズD資金調達ラウンドでは、ソフトバンクグループのVision Fundから10億ドルの投資があり話題になっています。

物流業界のデジタル化

世界のサプライチェーンが混乱している中で、物流・貿易業務のデジタル化競争が進んでいます。

このようにフレックスポートの資金調達ラウンドは、Logistics テックのスタートアップへの投資を広げるものだと記事は報じています。

スタートアップの急増

ある分析会社によると、サプライチェーンの技術のスタートアップは2021年の第1~3四半期に調達した資金は243億ドルで、2020年の全期間より58%も多いということです。

物流のデジタル技術投資が増えています。

このラジオでもお伝えしていますが、海事新聞を見ていても、AIやプラットフォームのニュースを頻繁にみるようになってきています。

Flexportのビジネスについて

Flexportは船社のスペースを借り、荷主さんにスペースを提供するフレイトフォワーダーです。

プラットフォームの活用

他社との違いは独自開発したデジタルプラットフォームを使っているところです。プラットフォームでは、価格の比較、トラッキング、Bookingができます。

他には、通関、倉庫オペレーション、航空機をチャーターもしたりしています。

金融への取り組み

面白いのは、保険と融資という「金融」もやっているところです。全米3位の資産価値がある、Wells Fargoという銀行が投資家の一人です。

輸入者などのキャッシュフローでの繋ぎ融資にもなり、IT企業のため膨大なデータがあるので、ローン審査などにもデータ活用をしています。

物流の周辺事業への展開

IT技術を活かして、物流の周辺の事業もするというのは、ちょっとしたヒントになるような気がします。

常に世界のトレンドを追いかけて知っている必要があると思います。

今後も色々とテック情報などをお伝えしていきます。