コンテナリース業者、現在の混雑はコンテナ供給の問題。新造コンテナ逼迫。

どうもこんにちは、飯野です。

本日は、Job.comの記事から、「新造コンテナの価格は軟化しているが、サプライチェーンの混雑で供給が逼迫」についてお話していきたいと思います。

2022年8月12日イーノさんの物流ラジオ

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今日はコンテナリース業者の視点から書かれている記事をもとに、昨今のサプライチェーンの乱れについてお話をしていきます。

コンテナ供給逼迫

船会社は、コンテナの価格がコロナ前レベルをはるかに上回っているため、新しいコンテナを購入するのを避け、古いコンテナを保持することを選択しています。

コンテナリース業者のTextainer Holdingsによると、新品の海上コンテナの価格は現在低下しており、船会社は第2四半期に十分な設備(船)を用意したものの、港や陸地の混雑によりコンテナの供給が逼迫しているとのことです。

サプライチェーンの混雑は、コンテナの流通を遅らせることになるとされています。

現在は物流のボトルネック、労働力不足、その他のコロナ関連の障害により、総船舶容量の12~14%が使えない、と同社のCEOは述べています。

Texainer 社CEOの発言

CEOは以下の様に発言しています。

「私たちの見方では、現在の混雑は供給の問題です。コンテナリース業者の視点からだと混雑の原因はコンテナの供給問題。」

「経済における他の要素、特にインフレに見られるように、供給は非常に大きな役割を担っており、たとえ需要が緩和されても、供給の制約はそのまま残っています。」

「そして私たちの場合、混雑に本当に影響を与えているのは、全体的な供給制約のうちでは、内陸の物流部分なのです」

コンテナリース業者、過去最高の収益

港ももちろん混雑の影響を与えていますが、鉄道、トラック、倉庫などの内陸の輸送が原因という情報もありました。

そのような中、このコンテナリース業者は過去最高の収益を今年の第二四半期で叩き出しています。

新造コンテナの価格は下がり続けており、現在の相場はコンテナあたり約2,600ドルですが、それでも過去の平均をまだ大きく上回っています。

このコストに対抗するため、船会社はピークシーズンを前に、新しいコンテナの受け入れを減らし、既存のユニットを保持するようになっています。

新造コンテナの逼迫

コロナ初期にコンテナ不足になり、当時はコンテナが大量に発注されました。

しかしすぐにコンテナができるわけではなく、作っている間に北米西岸での沖まちなどで船のスペースが足りなくなり、海上運賃が高騰しました。

そして現在ではその時に作られたコンテナが納品され、コンテナ不足にはなってはいませんでしたが、主に内陸部でのコンテナ滞留が発生し、コンテナの供給面に少し不安が出てきたようです。

海上運賃は下落傾向にあるのでコロナ初期のような深刻なコンテナ不足ではないとは思いますが、このような傾向があるという情報でございました。