2020年 世界のコンテナ港湾の取扱量トップ100

今日はイギリスのロイズレポート(Lloy’s List)による、2020年世界のコンテナ港湾取扱量TOP100についてお話しします。

ロイズレポートはロンドンにて1734年から海運ニュースを発信している歴史ある海運ジャーナルです。

2021年9月7日イーノさんの物流ラジオ

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コロナ禍でも成長した経済

去年(2020年)はコロナが始まり、そして各国で感染が深刻化していきました。その為に世界の貨物取扱量は減少したのではないか、とこのニュースを見たときに思いました。

しかし、2020年の世界のコンテナ取扱量は2019年比で2.5%アップをしています。
2018年〜2019年比では4.8%の成長だったので、2020年では成長が鈍化しているものの 世界経済はコロナ禍であっても力強く成長したというのが個人的には大きな印象でした。

中国のコンテナ取扱量が鈍化

そして注目は中国です。2020年、中国全体における港の取扱量の成長は3%未満でした。

これはアメリカのトランプ政権にて中国との貿易戦争があり、世界の大国 二国間での貿易取引に鈍化が見られたからです。トランプ政権ではアメリカ第一主義でしたから。

その中国から減少した分の貿易取引を、他の東南アジアの国々にシフトしていったという流れになります。

世界No.1の中国コンテナ取扱量

とはいえ中国の輸送量は、世界のコンテナ取扱量の全体の40%を占めています。やはり世界最大の人口の多さと、世界の工場としての存在感は大きな影響力を持っています。

2020年 世界のコンテナ港湾ランキング

それでは2020年のコンテナ港湾 取扱量のランキング発表していきます。

【トップ5】
1位:上海
2位:シンガポール
3位:寧波
4位:深セン
5位:広州

中国の港の影響力

なんとトップ5に中国の港が4つも入ってます。

上海は11年連続不動の1位です。2位のシンガポールは世界のハブとして有名ですよね。シンガポールで生産や消費が多くされたのではなく、ハブとしてコンテナの取り扱い多い港です。

そして3位と4位の寧波と深セン。2021年ではこの2つの港の港湾作業員にコロナ感染者があり、一部のターミナルが閉鎖されて国際物流に大きな乱れがありました。

このように世界でNo.3とNo.4の大きな港の一部が閉鎖されるというのは、非常に大きなインパクトがあり大問題につながると実務においてもよく分かりました。

各地のコンテナ取扱量ランキング

次に個人的に気になった港のランキングを紹介していきます。

【イーノさんが気になるランキング】
・6位:釜山
・10位:ロッテルダム
・11位:ドバイ
・12位:ポートクラン
・16位:ロサンゼルス
・20位:レムチャバン
・25位:ホーチミン
・33位:ジャワハーラル・ネイルー
・39位: 東京

コンテナ取扱量から見る経済

釜山、ポートクランはアジアのハブ港で有名です。10位のロッテルダムはヨーロッパのハブ港。11位のドバイは中東・アフリカへのハブ港になります。

20位のレムチャバン港、25位のホーチミン港はハブ港ではありません。生産拠点として東南アジアのタイやベトナムの強さが確認出来ます。

生産国としてのインドの可能性

そして33位のジャワハーラル・ネイルー港はインドで初ランクインした港です。次いで37位にムンドラ港になります。インドの人口は中国に続いて多い国にも関わらず初ランクインが33位というのは、インドがIT大国だというのを表しています。

しかし今後 インドが生産拠点として影響力を持つようになれば港の勢力図は変わってくるかもしれません。

まとめ

このようにコンテナ取扱量の流れが分かると、大きい視点での経済の流れが見えて 非常に面白いと個人的には思います。

今回のロイズレポートのリンクを貼っておきますので、是非 見てください。
ロイズレポート(Lloy’s List)による、2020年世界のコンテナ港湾取扱量TOP100