どうもこんにちは、飯野です。
本日は6月9日の海事新聞から「CMA―CGM、API連携 新サービス開始」についてお話していきたいと思います。
2022年6月9日イーノさんの物流ラジオ
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CMACGMのAPIサービス
仏船社CMA―CGMの日本法人CMA―CGMジャパンは6月8日、新たに提供するサービス「APIソリューション」を紹介するオンラインセミナーを開催しました。
セミナーではAPIの概要や、利用メリット、料金プランなどを紹介しました。
サービスの内容
CMA-CGMと顧客のシステムをAPI連携することで、リアルタイムでスケジュールや料金、ブッキング情報などをシステム上で交換でき、データのやりとりの簡素化や生産性の向上などを実現するものです。
本船のETD(出港予定日)などの問い合わせに対してAPIを介し、自動で瞬時に回答することができます。
新しい時代へ
ExpediaやAgodaとかでは残りわずか、残り1部屋などと表示されますが、スペースが表示されるのかがちょっとした肝だと思います。
APIは実装までの期間が短く、早い場合は数週間で実装可能だとのことです。
また企業形態を問わず、部署を横断して利用でき、複数船社との連携も可能です。
APIソリューションを使うことで、必要な情報やその更新が直接システムに届き、従来の電話やメールでの確認の時間を削減します。
リアルタイムで最新の貨物情報が入手可能となり、また、データ出力も出来て他船社との比較もでき、他の船会社もAPIを解放していけば、デジタルフォワーダーのプラットフォームが一覧で表示できるようになります。
遅かれ早かれ、そういう時代はくると思いますが、CMAがこのように踏み切ったので、意外と早いのかもしれません。
データを売る時代
同サービスは機能別で5つのパッケージを提供します。
パッケージごとに
・スターター
・パワー
・アドバンスト
の3つの料金体系で提供します。
例えば、スケジュールや輸送情報、ディテンション・デマレージなどの情報連携や、BLコピーの入手ができ、1万コール(問い合わせ件数)を上限とするスターターでは月額139ドルで利用できます。
この記事を読み、データを売る時代が来たと感じました。
APIによってCMAは人件費も削減でき、更に、データの販売で利益も得ることができ、まさに一石二鳥です。
今後、他の船会社はどうしていくのかが注目であり、デジタル化はどんどん進んでいくと個人的には思います。
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