どうもこんにちは、飯野です。
本日は、Job.comの記事から、「上海の7月の輸送取扱量はロックダウンから完全回復」についてお話していきたいと思います。
2022年8月22日イーノさんの物流ラジオ
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上海港、輸送取扱量過去最高
上海の7月の輸送取扱数量は、2022年6月から13%増加しました。
取扱量が多かった昨年の2021年7月と比べても、なんと17%の増加です。
上海を通過する数量は先月430万TEUに急増し、同港の7月の処理能力の新記録を樹立。世界で最も忙しい港が、今春の2ヶ月間の厳しいロックダウンから完全に回復したことを物語っています。
ロックダウン明け、製造活発
月次の処理量の分析によると、上海の今年の7月の数量は、2019年12月に中国でコロナ流行が始まる前の月よりも高くなりました。
上海の貨物量の急増は、3月と4月のロックダウンから、この地域で徐々に再開されたことへの直接的な反応があったからだと考えられています。
これは多くの企業が何ヶ月もの間、部分的または完全に製造業務を停止しなければならなかったため、この2ヶ月で予想された数量に追いつくよう急いで生産をしたからです。
国慶節前のピークシーズン
また、深センの塩田国際コンテナターミナルや世界第4位のコンテナ港である寧波港など、中国の他の港やターミナルでも先月の取扱量が増加しています。
とはいえ、8月中旬にピークを迎え、9月以降は徐々に減少する可能性が高いとみられています。
一般的には中国から北米への輸送は10月1日の中国国慶節前までがピークです。この時期まで輸送ボリュームが増え、徐々に落ち着いていくのが通例です。
海上運賃下落傾向
また海上運賃は引き続き下落傾向にあり、北米の西海岸の沖まちもかなり解消されていっています。
8月、9月の輸送量が多かったとしても、去年のような目詰まりは発生しない可能性が高いと思います。
急激に値段は落ちてはいないため、そういう意味ではまだ価格は高い水準にあると言えるでしょう。
来年以降の運賃レベル
ポイントは来年以降です。
コロナ前のような運賃レベルは船会社が倒産するほどのレベルです。
インフラとして機能しないほどの価格の叩き合いだったため、そのようにはなって欲しくないと思います。
コストを必要以上まで叩くのではなく、新しい価値を創造する方向に日本が向かっていけば良いと思います。
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