どうもこんにちは、飯野です。
今日は「EC物流から見る、物流DX化の流れ」というテーマでお話ししたいと思います。
2023年2月8日イーノさんの物流ラジオ
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まず2つのEC物流に関するニュースをご紹介します。
ヤマトHD、営業所集約
2/8付の海事新聞に、「ヤマトHD、EC配達拠点を倍増、既存の営業所を集約」という記事がありました。
ヤマトホールディングス(HD)は構造改革の一環として、EC関連荷物用の「ECデリバリーセンター」を現在の14拠点から、2024年3月末までに40拠点に増やすと発表しました。
既存の宅急便営業所は、約3370拠点から2024年3月末には約3000拠点に集約します。
2024年問題を視野
配送ネットワークを再構築し、業務の繁閑差への対応とコストの抑制を進めていく方針です。
運賃値上げにより、ドライバーの時間外労働規制が強化される「2024年問題」も視野に、協力会社などを含めた待遇の改善を図っていくとのことです。
DHL、ポーランドの宅配強化
二つ目は、同じく海事新聞より「DHL、アリババの物流会社に出資。ポーランドの宅配強化」のニュースがありました。
ドイツポストDHLは6日、EC事業者などに欧州域内・国際の小包サービスなどを提供するDHL eコマースソリューションズが中国アリババ集団の物流会社、菜鳥網絡(ツァイニャオ・ネットワーク)のポーランド子会社に出資し、同社と資本・業務提携すると発表しましました。
インフラ拡充
同国で菜鳥(ツァイニャオ)と協力し、宅配便を自宅以外で受け取るインフラを拡充します。
両社でまず6,000万ユーロ(約85億円)を投じ、同国全土に宅配便ロッカーを設置していくとのことです。
EC物流の伸び
この2つのニュースを見て、コンテナ輸送業界がコロナ禍以降に市場が落ち着いていく一方でEC物流は着実に伸びていると感じています。
日本では2024年問題があるので、それに対しての構造改革もヤマトHDで実施します。
物流センターとラストマイル輸送がより効率化されていく流れです。
進むDX化
物流センターはピックアップやソーティングのロボット、マテリアルハンドリングの導入などでどんどん進化を続けています。
また国内トラック輸送も人材不足のため、積載効率や配送効率アップを目指し、DX化は国際輸送に比べると浸透してきています。
倉庫やトラック輸送は人材不足のため、テクノロジー投資は大きく、早い印象があります。
ECは便利ですので、より便利なものが伸びていくのは市場原理です。
最安値を探すのにも利用しますし、物によっては少々高くても便利性のため購入することもあります。
コンテナ輸送におけるDX化
そう考えると、B2Bの貿易取引でもPF化は進んでいき、コンテナ輸送も、これから更にDX化が進み、効率化されていくでしょう。
貿易PFではメールやチャットの翻訳機能があるため、言語の壁も下がります。
詐欺的な集団も出てくる可能性も高いですが、それを取り締まる規制も出てくるでしょう。
時代はすごい勢いで変わっていくと思います。
このロジラジでは新しい物好き、テック好きのイーノさんが、引き続き物流業界の最新事情を、見解を含めてお話をしていきますので、ぜひフォローをよろしくお願いします。
本日は以上です。
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